ピーマン・パプリカのおすすめ品種|甘い品種・多収品種の比較

ピーマン・パプリカのおすすめ品種を徹底比較。子供でも食べやすい甘い品種(こどもピーマン、バナナピーマン、ガブリエル、タネなっぴー)や初心者向け多収品種(京波、エース、翠玉2号)まで、特徴と栽培難易度を詳しく解説します。
ピーマン・パプリカのおすすめ品種|甘い品種・多収品種の比較
ピーマンやパプリカは家庭菜園で人気の野菜ですが、品種によって甘さや収穫量、栽培のしやすさが大きく異なります。この記事では、初心者から上級者まで栽培しやすい品種や、子供でも食べやすい甘い品種、多収を狙える品種まで詳しく解説します。ピーマン・パプリカの育て方完全ガイドと合わせて読むことで、品種選びから栽培まで一貫した知識が得られます。
ピーマンとパプリカの違いとは
ピーマンとパプリカは実は同じナス科トウガラシ属の植物です。日本では、グリーンの若い実を収穫するものを「ピーマン」、完熟させて赤や黄色になった肉厚の実を収穫するものを「パプリカ」と呼び分けています。
赤ピーマンは緑ピーマンよりも甘く臭みが少なく、皮がやわらかい特徴があります。パプリカは黄色・オレンジ色・赤色と鮮やかで、甘みと酸味がバランス良く調和しているのが魅力です。野菜栽培の基本情報によると、近年は子供でも食べやすい甘い品種の開発が進んでいます。
子供でも食べやすい甘い品種トップ5
こどもピーマン(ピー太郎)
ピーマン特有の苦みや青臭さがなく甘みがあり、子供でも食べやすいことから「こどもピーマン」の愛称で親しまれています。正式な品種名は「ピー太郎」で、ししとうを大きくしたような形をしており、肉厚でジューシーなことから、サラダなどでもおいしく食べられます。

バナナピーマン
バナナのような見た目をした種類で、甘みが強くサラダやマリネ、炒めものなどにぴったりです。黄緑色ですが、熟してくるとクリーム色、黄色、オレンジ、赤とだんだん色が変わる様子も楽しめます。家庭菜園で育てると色の変化を観察できるのも魅力です。
タネなっぴー
世界初の種なしピーマンで、種がないため調理の手間がかからず丸ごと食べられるだけではなく、ピーマン特有の苦みが少ないため食べやすいのが特徴です。子供の料理体験にもおすすめの画期的な品種です。
ガブリエル(パプリカ)
約100g程度の細長い果実がなるパプリカで、普通のパプリカよりも甘い品種です。ピーマンのにおいが少ないので、お子様にも食べやすい品種として人気があります。
とんがりパワー
長さ13~20cmほどの大きめで長い円筒型のピーマンで、一般的なピーマンの1.5倍くらいのサイズになります。肉厚で甘味があって苦味や独特の青臭さはなく、マイルドで歯ごたえがあるので炒め物や揚げ物、肉詰めなどにおすすめです。
多収で初心者向きの定番品種
京波
やや肉厚でつやつやした皮が特徴で、耐暑性があり、病気や根腐れにも強いため初心者向きの定番品種です。家庭菜園向け品種ランキングでも常に上位にランクインしており、安定して多くの実を収穫できます。
エース
長年愛されている定番品種で、病気に強く栽培しやすいのが特徴です。実のつきが良く、夏から秋まで長期間収穫できます。トマトの育て方完全ガイドやナスの育て方完全ガイドと同じく、ナス科野菜の輪作計画を立てる際にも重要な品種です。
翠玉2号
中型で肉厚の実がたくさんつく多収品種です。病気に強く、暑さにも耐えるため、初心者でも育てやすい品種として知られています。
おすすめ品種の比較表
以下の表は、主な品種の特徴を比較したものです。栽培の難易度や甘さ、収穫量を参考に、自分の栽培スタイルに合った品種を選びましょう。
| 品種名 | 甘さ | 栽培難易度 | 収穫量 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| こどもピーマン(ピー太郎) | ★★★★★ | 中 | 普通 | 苦みなし、子供向け |
| バナナピーマン | ★★★★☆ | 中 | 普通 | 色の変化が楽しめる |
| タネなっぴー | ★★★★☆ | 中 | 普通 | 種なしで調理簡単 |
| ガブリエル | ★★★★★ | 中 | 普通 | パプリカタイプ、甘い |
| とんがりパワー | ★★★★☆ | 中 | 多 | 大型で肉厚 |
| 京波 | ★★★☆☆ | 易 | 多 | 初心者向け定番 |
| エース | ★★☆☆☆ | 易 | 多 | 長期収穫可能 |
| 翠玉2号 | ★★★☆☆ | 易 | 多 | 病気に強い |
品種の選び方のポイント
品種を選ぶ際には、以下のポイントを考慮しましょう。

栽培目的を明確にする:子供に食べさせたいなら甘い品種、たくさん収穫したいなら多収品種を選びます。料理用途に応じて、肉厚なものや細長いものなど形状も考慮しましょう。
栽培環境に合わせる:初心者や病気が心配な場合は、京波やエースのような耐病性の高い品種がおすすめです。ナス科野菜の連作障害対策も考慮に入れて、同じ場所でトマトやナスを3~4年栽培していない場所を選ぶことが大切です。
栽培スペースを考える:プランター栽培なら小型~中型品種、地植えなら大型のとんがりパワーなども選択できます。じゃがいもの育て方完全ガイドやさつまいもの育て方完全ガイドと一緒に混植する場合は、栽培スペースの配分も考えましょう。
世界のピーマン・パプリカ生産事情
2020年の世界のピーマン・パプリカ生産量は約3,600万トンで、中国が全体の46%を占めています。メキシコ、インドネシア、トルコなども主要な生産国です。日本国内でも、茨城県や宮崎県などが主要な産地として知られています。
近年は品種改良が進み、病気に強い品種や、種なしピーマンのような画期的な品種も登場しています。家庭菜園でも、これらの最新品種を取り入れることで、より栽培が楽しく、収穫量も増やせます。
まとめ:あなたに合った品種を見つけよう
ピーマン・パプリカは品種によって甘さ、収穫量、栽培のしやすさが大きく異なります。子供でも食べやすい甘い品種なら「こどもピーマン(ピー太郎)」や「ガブリエル」、初心者で多収を狙うなら「京波」や「エース」がおすすめです。
ピーマン・パプリカの育て方完全ガイドで栽培方法を学び、葉物野菜の育て方完全ガイドや豆類の育て方完全ガイドと組み合わせることで、年間を通じて家庭菜園を楽しむことができます。自分の栽培目的や環境に合った品種を選んで、美味しいピーマン・パプリカを育てましょう。
関連記事

ピーマンの保存方法とレシピ|冷凍保存と大量消費のアイデア
ピーマンの正しい保存方法を徹底解説。冷蔵・冷凍保存のポイント、約1か月長持ちさせるテクニック、解凍不要の時短調理法、大量消費レシピまで、家庭菜園で収穫したピーマンを無駄なく使い切る方法をご紹介します。
続きを読む →
ピーマンの栄養と健康効果|ビタミンCの含有量と調理のコツ
ピーマンは100g中76mgのビタミンCを含み、わずか1.5個で1日分が摂取可能。赤ピーマンは緑の11倍のβ-カロテンを含有。栄養を逃さない調理法、免疫力向上・美肌・血圧安定などの健康効果を詳しく解説します。
続きを読む →
唐辛子・ししとうの育て方|ピーマンとの違いと栽培ポイント
唐辛子・ししとうの基本的な育て方から、ピーマンとの違い、3本仕立ての方法、水やりと追肥のコツまで詳しく解説。初心者でも豊作を目指せる実践的な栽培テクニックを紹介します。7月から10月まで長期間収穫できる家庭菜園に最適な野菜です。
続きを読む →
ピーマンのコンパニオンプランツ|害虫を防ぐ混植テクニック
ピーマン栽培に最適なコンパニオンプランツを科学的根拠とともに解説。ニラ、バジル、マメ科など効果的な混植で害虫・病気を予防し、農薬不要の健康的な栽培を実現する方法を詳しく紹介します。家庭菜園で実践できる具体的なレイアウトと注意点も掲載。
続きを読む →
ピーマンの連作障害と輪作計画|ナス科野菜のローテーション
ピーマンを含むナス科野菜は、同じ場所で連続して栽培すると「連作障害」という問題が発生します。世界で年間約2億7900万トンものナス科野菜が栽培されている中で、連作障害への対策は家庭菜園でも商業栽培でも重要なテーマとなっています。この記事では、ピーマンの連作障害のメカニズムと、効果的な輪作計画の立て方を詳しく解説します。
続きを読む →
ピーマン栽培の失敗原因|実が小さい・落花する原因と対策
ピーマン栽培で「花が咲いても実がならない」「実が小さいまま大きくならない」といった悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。せっかく育てたピーマンが期待通りに収穫できないのは残念ですよね。実はピーマンの実が小さい原因や落花の原因には、いくつかの共通したパターンがあります。この記事では、ピーマン栽培でよくある失敗の原因と、それぞれの具体的な対策方法を詳しく解説します。
続きを読む →