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レモングラス・レモンバームの育て方|柑橘系ハーブの栽培法

公開: 2026年2月6日更新: 2026年2月12日
レモングラス・レモンバームの育て方|柑橘系ハーブの栽培法

レモングラスとレモンバームは、爽やかな柑橘系の香りが特徴的なハーブです。どちらも初心者でも育てやすく、料理や

レモングラス・レモンバームの育て方|柑橘系ハーブの栽培法

レモングラスとレモンバームは、爽やかな柑橘系の香りが特徴的なハーブです。どちらも初心者でも育てやすく、料理やハーブティー、アロマテラピーなど様々な用途で活躍します。本記事では、これら2つの柑橘系ハーブの育て方、特徴、そして栽培の注意点を詳しく解説します。

レモングラスの特徴と基本情報

レモングラスは、東南アジア原産のイネ科の多年草で、ススキやイネに似た細長い葉が特徴です。シトラールという成分を含んでおり、これはレモンと同じ香りの化学物質で、その名の通りレモンのような爽やかな香りが特徴です。詳細はこちらの園芸ガイドをご参照ください。

レモングラスの健康効果

レモングラスには複数の健康効果があるとされています。ビタミンA、ビタミンC、ビタミンB群、そしてミネラルなどの栄養素が豊富に含まれています。栄養研究ではレモングラスの複数の健康効果が確認されています。これらの栄養が、以下のような効果をもたらします:

  • 消化促進:胃の調子を整え、食後の不快感を軽減
  • 免疫力向上:ビタミンCとミネラルが感染症予防をサポート
  • リラックス効果:香りによるアロマテラピー効果
  • 美肌効果:ビタミンAが肌の健康をサポート

レモングラスの利用方法

トムヤムクンなどのタイ料理、ハーブティー、アロマオイル、化粧品など、様々な用途で活用されています。生のレモングラスを料理に使う場合、白い下部を細かく刻んで使用します。

レモンバームの特徴と基本情報

レモンバームはシソ科の多年草で、爽やかなレモンの香りを持つハーブです。レモングラスと異なり、非常に丈夫で育てやすいことが特徴で、初心者向けのハーブとして最適です。

レモンバームの耐寒性

レモンバームは-20°F(-29℃)までの極端な寒さに耐えるため、日本全国での栽培が可能です。USDA耐寒ゾーン4~9で育つため、北海道から沖縄まで、ほぼ全国で冬越しができます。これはレモングラスよりも大きなメリットです。

レモンバームの成熟速度

レモンバームは成熟が比較的早く、約70日で収穫可能な大きさに成長します。種からの発芽も早く、7~21日以内に発芽するため、初心者でも成功しやすいハーブです。詳細な成育ガイドはこちらをご参照ください。

レモングラスとレモンバームの育て方比較表

特性レモングラスレモンバーム
耐寒性弱い(10-11ゾーン)極めて強い(-20°F対応)
原産地東南アジア(熱帯)ヨーロッパ(温帯)
成熟期間6-10ヶ月約70日
土壌の好み湿った土(常に湿った状態)やや乾いた土(乾燥に強い)
日光要求量6-8時間の直射日光6-8時間(半日陰も可能)
増殖速度遅い非常に速い(管理が必要)
初心者向け◎◎

レモングラスの育て方・栽培方法

苗の選択と準備

レモングラスは種の入手が困難なため、苗を購入することをお勧めします。苗は5月ごろから園芸店で出回り始めます。健康的な苗を選ぶポイントは以下の通りです:

レモングラスの育て方・栽培方法 - illustration for レモングラス・レモンバームの育て方|柑橘系ハーブの栽培法
レモングラスの育て方・栽培方法 - illustration for レモングラス・レモンバームの育て方|柑橘系ハーブの栽培法
  • 葉色が鮮やかな緑色であること
  • 茎がしっかりしていること
  • 根が鉢底から出ていないこと

植え付けと土壌準備

容器選び: 鉢植えで育てる場合、7~10号(直径21~30cm)の深さのある容器を選びましょう。レモングラスは根が深く張るため、十分な深さが必要です。

土壌準備: レモングラスは湿った環境を好むため、保水性に優れた土を使用します。一般的なハーブ用培養土に、ピートモスやココナッツコイアを混ぜることで、適切な湿度を保つことができます。

地植えの場合: 庭に地植えする場合、排水性を確保しながらも、夏場の水切れを防ぐため、腐葉土をたっぷり混ぜた肥沃な土壌を作ります。

日当たりと置き場所

レモングラスは熱帯原産のため、日当たりがよく、強い風が当たらない場所が最適です。

  • 直射日光:6~8時間必要
  • 強い風:避ける(葉が傷む)
  • 通風:ある程度の風通しは必要(蒸れ防止)

夏場に西日が強く当たる場所では、午後の日差しから保護することで、葉焼けを防げます。

水やり管理

レモングラスは湿った環境を好みますが、根腐れは避ける必要があります。

植え付け直後: 根が張るまでは土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与えます。

成長期(春~秋): 土の表面が乾いたら水やりをします。夏場は毎日水やりが必要になることもあります。受け皿に水が溜まらないよう注意しましょう。

冬越し中: 成長が停止しているため、水やりの頻度を減らし、土がやや乾き気味になるようにします。

施肥と栄養管理

  • 植え付け時: 緩効性肥料を土に混ぜ込みます
  • 成長期: 月1~2回、液体肥料を与えます
  • 秋以降: 施肥を控え、植物を休眠モードに誘導します

収穫時期と方法

レモングラスは葉の長さが30cm程度、葉の枚数が15枚以上になったら、安定した収穫が可能です。通常、夏から秋(6~10月)が収穫シーズンです。

収穫方法:

  1. 根元から5~10cm上を、清潔なハサミで切ります
  2. 新しい芽が出てくるので、複数回の収穫が可能です
  3. 秋以降は控えめに収穫し、越冬の準備をさせます

レモンバームの育て方・栽培方法

苗と種の選択

レモンバームは種でも苗でも栽培可能です。種の場合、7~21日で発芽し、非常に発芽率が高いため、初心者向けです。こちらの栽培ガイドも参考になります。

レモンバームの育て方・栽培方法 - illustration for レモングラス・レモンバームの育て方|柑橘系ハーブの栽培法
レモンバームの育て方・栽培方法 - illustration for レモングラス・レモンバームの育て方|柑橘系ハーブの栽培法

品種の選択:

  • 通常のレモンバーム:最も香りが強く、食用に最適
  • 黄色斑入り品種:観賞用、やや香りが弱い
  • 明るい黄緑色品種:観賞用、西日で葉焼けしやすい

植え付けと土壌準備

容器選び: 3~5号鉢から始めて、成長に合わせて大きな鉢に植え替えます。

土壌準備: レモンバームは乾燥に強いため、通常のガーデニング用培養土で十分です。肥沃な土を好むため、堆肥や有機質肥料を混ぜることで、より健全な成長が期待できます。

日当たりと置き場所

レモンバームは日当たりと風通しの良い場所を好みますが、半日陰程度なら栽培可能です。

  • 直射日光:6~8時間が理想的
  • 半日陰:可能(成長は多少遅くなる)
  • 西日:避ける(特に夏は葉焼けの原因)

水やり管理

レモンバームは乾燥に弱いため、特に夏場の水管理が重要です。

夏場: 毎日の水やりが必要。土の表面が乾く前に水やりします。

春・秋: 土の表面が乾いたら水やりします。

冬: 成長が止まるため、水やりの頻度を減らします。

施肥と栄養管理

  • 植え付け時: 肥沃な土に有機質肥料を混ぜます
  • 成長期: 月1回の液体肥料、または2週間ごとの薄い液体肥料
  • 冬: 施肥を中止します

摘芯と剪定

レモンバームを枝分かれの多い、しっかりした株に育てるには、春の芽吹き後、摘芯を繰り返すことが重要です。

摘芯の方法:

  1. 新芽の先端(上から2~3節目)をピンチオフします
  2. これを繰り返すことで、左右に枝分かれします
  3. 結果として、より多くの葉を収穫できるようになります

収穫時期と方法

レモンバームは成熟後、随時収穫が可能です。

収穫方法:

  1. 上から3~5cm程度を摘み取ります
  2. 花が咲く前に収穫すると、香りが最も強いです
  3. 定期的な収穫は、さらなる分枝を促進します

柑橘系ハーブの共通の注意点

病害虫管理

両方のハーブとも、以下の害虫に注意が必要です:

柑橘系ハーブの共通の注意点 - illustration for レモングラス・レモンバームの育て方|柑橘系ハーブの栽培法
柑橘系ハーブの共通の注意点 - illustration for レモングラス・レモンバームの育て方|柑橘系ハーブの栽培法

アブラムシ 新芽に付着し、ベタベタした排泄物を出します。被害部分を摘み取るか、軽く流水で洗い流します。

ハダニ: 特に乾燥した環境で増殖します。葉の裏に付着するため、霧吹きで湿度を上げることで予防できます。

すす病: 多湿環境で発生する真菌感染症です。通風を改善し、湿度を下げることが予防につながります。

レモンバームの増殖管理

レモンバームはこぼれ種と地下茎で自発的に増殖するため、必要以上に増やしたくない場合は以下の対処が必要です:

  • 花が咲いたら花芽を摘み取る
  • 定期的に間引く
  • 株分けして他の場所に移す

レモングラスの冬越し方法

レモングラスは熱帯原産のため、5℃以上の気温が必要です。

鉢植えの冬越し:

  1. 秋が深まったら、屋内の明るい場所に移動させます
  2. 水やりは控えめにします
  3. 最低気温が5℃以上を保つ場所(暖房のある室内など)に置きます

地植えの場合: 日本の大部分の地域では冬越しが難しいため、毎年苗を購入するか、掘り上げて鉢植えにして室内で越冬させます。

レモングラスとレモンバームのハーブティー活用法

両方のハーブは、ハーブティーとして活用できます。さらに詳しい情報はハーブ研究機関も参考になります。

レモングラスティー:

  • 新鮮な葉5~6枚(または乾燥葉1小さじ)を使用
  • 沸騰したお湯に入れ、5~10分蒸らします
  • 爽やかな香りと、消化促進の効果が期待できます

レモンバームティー:

  • 新鮮な葉一握り(または乾燥葉1小さじ)を使用
  • 熱湯に入れ、3~5分蒸らします
  • リラックス効果と、優しい爽やかさが特徴です

まとめ

レモングラスとレモンバームは、どちらも初心者向けの柑橘系ハーブです。レモングラスは熱帯的な香りと健康効果が魅力で、レモンバームは冷涼地での栽培と管理の容易さが特徴です。自分の地域の気候条件と、好みの香りに応じて、どちらか一方、または両方を栽培してみてください。

適切な日当たり、水分管理、そして定期的な収穫により、年中新鮮なハーブを楽しむことができます。関連ハーブの栽培については、ハーブの育て方完全ガイドも参考にしてください。

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