栽培用語

C/N比

有機物に含まれる炭素量と窒素量の比率で、土中での分解速度を考える指標。

定義

C/N比とは、有機物に含まれる炭素量を窒素量で割った比率です。土壌へ入れた茎葉や堆肥がどの程度分解しやすいかを考える指標で、値が低いほど一般に分解が速く、値が高いほど分解に時間がかかります。緑肥では草種だけでなく生育段階でも変化します。

緑肥での読み方

  • 若い茎葉:窒素を相対的に多く含み、C/N比が低めで分解が進みやすい傾向があります。
  • 成熟した茎:炭素を多く含む硬い組織が増え、C/N比が高くなります。
  • イネ科:出穂後にC/N比が上がる草種があり、後作を急ぐ場合は出穂前の処理が重要です。
  • マメ科:根粒菌との共生で窒素を取り込むため、植物体の窒素供給を見込めます。

管理への使い方

C/N比は、緑肥を選ぶ数字というより、刈り取り時期と待機期間を決める手掛かりです。同じソルゴーでも、若い段階と背丈が伸びた段階では分解性が異なります。硬い植物体を入れる場合は、細断して土と接する面積を増やし、後作までの期間を長めに取ります。

よくある誤解

C/N比だけで肥料効果のすべては決まりません。投入量、土壌水分、地温、細断の程度、土との混ざり方によって分解速度は変わります。数字を単独で見るのではなく、植物体の硬さと後作の予定を合わせて判断します。

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