栽培用語

根こぶ病

アブラナ科作物の根にこぶを生じさせ、水分・養分吸収を妨げる土壌伝染性の病害。

定義

根こぶ病は、アブラナ科作物の根に大小のこぶを生じさせ、根による水分と養分の吸収を妨げる土壌伝染性病害です。キャベツでは晴天の日中にしおれる、生育が遅れる、結球が小さくなるなどの症状につながります。原因生物は Plasmodiophora brassicae です。

主な兆候

  • 根のこぶ:根が数珠状ではなく、大きく不規則に肥大します。
  • 日中のしおれ:水分を吸い上げにくくなり、晴れた日に葉がしおれます。
  • 生育のばらつき:同じ畝でも感染した株だけ小さくなる場合があります。
  • 病根の崩壊:こぶが腐敗・崩壊すると、内部の休眠胞子が土へ広がります。

発生しやすい条件

酸性で排水の悪い土は発病リスクを高めます。病原体は土壌や水、人・機械に付いた汚染土とともに移動し、休眠胞子が長く残るため、一度発生した畝では単に次の作物を変えるだけでは不十分です。病根を畝へすき込まず、排水と土壌pHを確認し、アブラナ科の連作を避けます。

似た障害との違い

ネコブセンチュウでも根にこぶができますが、ネコブセンチュウのこぶは小さく数珠状に連なる傾向があります。根こぶ病はキャベツ、ハクサイ、ブロッコリーなどアブラナ科作物で問題になり、大型で不規則なこぶを作ります。根の状態だけで判断しにくい場合は、地域の普及指導機関や病害虫診断情報を確認します。

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