栽培用語

とうもろこしの後作

とうもろこし収穫後の畝を、秋冬野菜へ切り替える作付け計画と畝づくりの考え方。

Definition

とうもろこしの後作とは、とうもろこしを収穫・撤収した畝に、播種や定植の適期が続く別の野菜を作付けする計画です。晩夏から初秋に空く畝では、前作の根や残渣、土の乾湿、残肥、地域別の秋まき適期を確認し、白菜やブロッコリー、豆類、短期葉物などへ切り替えます。

選び方の要点

  • 作付け時期:収穫日ではなく、後作の播種・定植適期から逆算します。
  • 作物の科:イネ科のとうもろこしから別の科へ切り替え、同じ畝の作付けを分散します。
  • 土の状態:太い根を除き、踏み固められた部分をほぐし、必要な場合だけ肥料を補います。
  • 地域差:寒冷地・平暖地・暖地で秋まきの適期がずれるため、暦だけで決めません。
  • 病害虫の痕跡:根のこぶ、腐敗、害虫被害が見つかった畝では、作物選びより先に原因を確認します。

主な後作候補

候補向く場面注意点
白菜晩夏から初秋に苗を定植できる畝大きく育つため株間と畝幅を確保する
ブロッコリー育苗済みの苗で秋作へつなぐ畝定植直後から防虫対策を行う
インゲン・エンドウなどの豆類地域と品種の適期が合う場合高温期・越冬前の早まきを避ける
小松菜・ほうれん草作付けが遅れた畝や小区画少量ずつ時期をずらしてまく

活用シーン

平暖地では、とうもろこしの収穫後すぐに畝を点検し、白菜やブロッコリーの苗を植えると夏作から秋冬作へつなげられます。準備が遅れた場合は、必要日数の長い作物を無理に選ばず、小松菜などの短期葉物や育苗済みの苗へ切り替えます。プランターでは土量が限られるため、古い根を取り除き、排水と土の固さを確認してから省スペースの葉物を選びます。

よくある誤解

  • 誤解:収穫後は必ず全面的に施肥する。 正しくは、前作の残肥と後作の必要量を確認し、必要な分だけ補います。
  • 誤解:全国で同じ日に秋作を始められる。 正しくは、地域、残暑、初霜、品種の必要日数に合わせて時期をずらします。