栽培用語

ナスのネキリムシ被害

定植直後のナス苗がネキリムシ類に地際で切断され、倒伏・欠株する被害と、その見分け方をまとめた概念です。

Definition

ナスのネキリムシ被害とは、定植して間もない柔らかなナス苗の茎が、カブラヤガやタマナヤガなどの幼虫によって地際でかじられ、倒伏や欠株につながる食害です。根そのものを切る被害ではなく、地表付近の茎が切断される点が見分ける手掛かりになります。

主な兆候

  • 朝に苗が横倒しになっている:夜間の食害後に見つかりやすい代表的な状態です。
  • 切断位置が地際に集中する:葉だけが広く食べられる被害とは区別できます。
  • 被害株の近くに幼虫が潜む:日中は株元周辺の浅い土中を確認します。
  • 定植直後に被害が出る:十分に育った株より、幼い苗で注意が必要です。

見分け方と初動

被害株を見つけたら、まず折れ・乾燥・立枯れによる倒伏ではなく、茎が地際でかじり切られているかを確認します。次に株元の土を浅く崩し、丸まる灰褐色系の幼虫がいないかを探します。幼虫を確認できた場合は捕殺し、同じ畝の隣接株にも切断や下葉の食害がないか点検します。

ナス苗を守るには、被害後の探索だけでなく、定植前後の雑草管理、防虫ネットによる成虫の飛来抑制、ある程度育った苗の定植を組み合わせます。農薬を使う場合は、製品名だけで判断せず、ナスとネキリムシ類への登録、使用時期、使用量、回数を最新のラベルで確認します。