栽培用語
固定種
世代を重ねても品種固有の形質が比較的安定し、自家採種に利用される品種群。
定義
固定種は、親・子・孫へと世代を重ねても品種固有の形や性質が比較的安定して現れるよう固定されてきた品種です。採った種を翌年まいたときに親と同じような特徴を期待しやすいため、自家採種の対象として選ばれます。
確認ポイント
- 種袋の表示:品種名に加えて、「一代交配」「F1」などの表示がないか確認します。
- 品種らしさ:果形、色、大きさ、食味など、その品種の特徴がよく出た株を採種候補にします。
- 混植状況:別品種と同時に育てた場合は自然交雑の可能性を考え、採種記録へ残します。
自家採種での役割
固定種だから毎年まったく同じ結果になるとは限りません。栽培環境や交雑の影響は受けますが、F1品種の次世代より形質を受け継ぎやすいことが選定理由です。ナスでは、採種する株と果実を選び、完熟・洗浄・乾燥の工程をそろえることで比較しやすくなります。