栽培用語
にんにくの芽かき
一つの鱗片から複数出た芽を整理し、生育のよい一本を残す初期管理作業。
定義
にんにくの芽かきとは、一つの鱗片から二本以上の芽が出たとき、生育のよい一本を残して小さい芽を根元から取り除く作業です。葉が10〜15cmほどに伸びた初期が目安で、地下の球を整えて育てるために行います。
判断するポイント
- 芽の本数 — 一か所から二本以上伸びている株を作業対象にします。
- 残す芽 — 葉色と勢いを比べ、太くまっすぐ伸びる芽を一本選びます。
- 作業時期 — 植え付けから約一か月後、葉の長さが10〜15cmほどの段階が目安です。
- 抜く方向 — 残す芽の株元を押さえ、不要な芽を株の外側へ斜めに引きます。
芽かきの手順
片手で残す芽の株元と周囲の土を押さえ、もう一方の手で小さい芽を根元近くから持ちます。不要な芽だけをゆっくり外側へ引き、根元まで取れたか確認します。途中で切れた芽は無理に掘り返さず、再び伸びてから同じ方法で除きます。
作業しない判断
二本立ちを残すと収穫球の形がいびつになる場合がありますが、遅れて太くなった芽を抜くと主株まで傷めるおそれもあります。すでに両方が大きく育っている場合は、球の形をそろえる目的と株を傷める危険を比べて判断します。
芽かきとトウ摘みの違い
芽かきは植え付け後の初期に複数芽を一本へ整理する作業です。春に中央から伸びる花茎を取るトウ摘みとは対象も時期も異なります。一般に食用として呼ばれる「にんにくの芽」は後者の花茎であり、芽かきで抜く小さなわき芽とは区別します。