栽培用語
ナスの接ぎ木苗と自根苗
ナス苗を、別の台木へ接いだ接ぎ木苗と、自分の根で育つ自根苗に分けて比較する栽培上の概念。
定義
ナスの接ぎ木苗と自根苗とは、苗の根の成り立ちで分ける二つのタイプです。接ぎ木苗は育てたいナスの穂木を耐病性などを持つ台木へ接いだ苗で、自根苗は種から育った株が自分自身の根で生育する苗です。品種名が同じでも、根の性質、価格、連作地での病気リスク、定植時の扱いが異なります。
比較する要素
| 比較軸 | 接ぎ木苗 | 自根苗 |
|---|---|---|
| 根 | 台木品種の根 | 穂木品種そのものの根 |
| 病害対策 | 台木が持つ抵抗性を利用 | 土づくりと輪作の影響を受けやすい |
| 価格 | 育苗工程が多く高め | 比較的安価 |
| 定植 | 接ぎ目を土に埋めない | 通常の苗と同様に植える |
選び方
連作歴がある畑、過去に青枯病や半身萎凋病が出た区画、初めてナスを育てる人には接ぎ木苗が候補になります。一方、新しい培養土を使う鉢栽培、輪作できる畑、育苗費を抑えて複数株を育てたい場合は自根苗も合理的です。接ぎ木苗でも全ての病害や土壌劣化を防げるわけではないため、台木表示と作付け履歴を合わせて判断します。