栽培用語
北海道の春野菜
北海道で雪解け後から初夏にかけて、低温・遅霜・地温を見ながら種まきや定植を始める野菜群。
Definition
北海道の春野菜とは、雪解け後から初夏にかけて、畑の乾き、夜間の最低気温、地温、遅霜の可能性を確かめながら種まきや定植を始める野菜群です。寒さに比較的強い葉物・根菜から始め、低温に弱い果菜類は気温が安定してから定植します。
主な種類
- 葉物野菜:リーフレタス、小松菜、ほうれん草など。比較的寒さに強い品目から作業を始めます。
- 根菜:ラディッシュ、にんじん、だいこんなど。畑が乾き、種まきできる状態かを確認します。
- 寒さに比較的強い苗:キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、エンドウ類など。春先でも最低気温と霜予報を見て定植します。
- 暖かさを待つ苗:トマト、きゅうり、ナス、ピーマンなど。昼の暖かさだけで急がず、夜温と地温が安定してから植えます。
作業開始の判断
雪が消えた日を、そのまま植え付け開始日にはしません。雪解け後の土は水分を多く含むことがあるため、握った土がべたつく段階では踏み込まず、余分な水が抜けて根が伸びやすい状態まで待ちます。苗の定植では、当日の最高気温よりも、夜間から朝方の最低気温と霜注意報を確認します。
具体的な進め方
最初に畑の排水、日当たり、前年に植えた野菜の科を確認します。次に、寒さに比較的強い野菜の種まきや苗植えを検討し、果菜類は保温資材を準備するか、露地条件が整うまで待ちます。複数の野菜を一度に植えるのではなく、耐寒性に応じて作業を分けると、春の急な冷え込みへ対応しやすくなります。
よくある誤解
北海道の春は、日中が暖かいからといって、すべての苗を同じ日に植えられるとは限りません。野菜ごとに低温への強さが異なり、同じ地域でも日当たり、風、残雪、土の水分で畑の進み方が変わります。暦は目安として使い、畑と天気の条件を優先します。