栽培用語

水耕栽培病害

水耕栽培の根・葉・茎に現れる病気と、その伝染経路や予防管理をまとめた用語ページです。

Definition

水耕栽培病害とは、養液・苗・水滴・土ぼこり・作業器具などを経路として病原体が栽培系へ入り、根や地上部に異常を起こす植物病の総称です。土がない環境でも病気は発生し、循環する養液で根から根へ広がるものがあるため、早期発見と衛生管理を一体で考えます。

主な兆候

  • 根の変色:健康な根と比べて褐色化や水浸状の腐敗がないか確認します。
  • 葉の異常:下葉からの黄化、しおれ、斑点、粉状の付着物を観察します。
  • 回復しない萎れ:給水だけで判断せず、根・養液・温度を合わせて点検します。
  • 同じ系統での連続発生:共通する養液や器具を介した拡大を疑います。

管理の考え方

病名を見た目だけで断定せず、異常株を隔離し、根・葉裏・養液・配管を順に確認します。発病株と残渣を取り除き、栽培槽やチューブを洗浄したうえで、温度、酸素、換気、持ち込み動線を見直します。症状が似る病害もあるため、拡大が速い場合や原因が不明な場合は専門機関の診断を利用します。