栽培用語

水耕栽培の苔除去

水耕栽培の容器や培養液に付着した藻を、根と容器を傷めないように取り除き、遮光で再発を抑える管理方法です。

定義

水耕栽培の苔除去とは、容器の内壁、培養液、スポンジや根の周辺に生じた緑色の藻を取り除き、栽培環境を整え直す作業です。家庭水耕で「苔」と呼ばれる緑色の付着物は藻を指すことが多く、容器の洗浄だけでなく、培養液の交換と水面の遮光までを一連の管理として扱います。

基本の手順

  • 株を一時的に支える:根を乾かさず、茎や細根を引っ張らないように別容器へ移します。
  • 培養液を交換する:緑色の濁りや臭いがある古い液を残さず、新しく調製した培養液へ入れ替えます。
  • 容器を優しく洗う:流水と柔らかいスポンジを基本にし、硬いブラシや強い研磨で表面を傷つけないようにします。
  • 根の状態を確認する:白い新根、ぬめり、臭い、切れやすさを観察し、藻と根腐れを同一視しません。
  • 水面を遮光する:透明容器の側面とフタの隙間を覆い、葉へ必要な光を残しながら培養液への入光を減らします。

容器を傷めない考え方

透明な樹脂容器は根や水位を観察しやすい一方、表面へ傷が付くと汚れが残りやすくなります。栽培中の掃除は水洗いと軽いスポンジ洗いを基本にし、薬剤を培養液へ直接加えません。容器を空にして消毒する場合も、素材の取扱表示を確認し、すすぎ残しがない状態にしてから株を戻します。

再発を抑える要点

洗浄は付着した藻を一時的に除く作業であり、遮光は再発条件を減らす作業です。透明容器を同じ場所へ戻すだけでは光が再び培養液へ入るため、側面だけでなくフタ穴、株元、スポンジ周辺から水面が見えていないかも確認します。葉は覆わず、容器と水面だけを遮光することが基本です。

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