栽培用語

室内育苗

室内で発芽温度・光・水分を管理し、定植前の野菜苗を育てる方法。

Definition

室内育苗とは、屋外の地温が発芽に足りない時期に、容器・培土・温度計などを使って室内で野菜の苗を育てる方法です。寒冷地では、凍結した畑へ直まきする代わりに発芽環境を先に整え、定植できる季節まで生育を進める目的で使います。

主な構成要素

  • 温度:種ごとの発芽適温を確保し、出芽後は過度な高温を避けます。
  • :発芽後の苗を十分な明るさに置き、徒長を防ぎます。
  • 水分:午前中を基本に与え、受け皿へ水をためたままにしません。
  • 培土と肥料:種まき用土に肥料がない場合は、生育段階に応じて補います。

活用シーン

寒冷地で春夏野菜の苗を先行して作る場合や、冬にスプラウト類を室内で収穫する場合に向きます。温度だけを上げても、光量が不足すれば茎が細く伸びやすくなります。暖房した居室の窓辺では、昼夜の温度差と窓ガラス付近の冷え込みも確認が必要です。

よくある誤解

室温が高ければ育苗が成功するとは限りません。発芽には水・温度・光の条件が関わり、出芽後は光量、過湿、肥料の有無まで影響します。加温器具は不足する温度を補う道具であり、日照や換気の代わりにはなりません。

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