栽培用語
関西の野菜栽培カレンダー
関西平野部の気候を基準に、野菜の種まき・定植・収穫時期を年間で整理する栽培計画。
定義
関西の野菜栽培カレンダーとは、近畿地方の平野部を主な基準として、野菜ごとの種まき、育苗、定植、収穫を月別に配置した年間計画です。大阪の月平均気温は1月6.2℃、8月29.0℃という平年値であり、冬の低温だけでなく、盛夏の高温を避ける補正も必要です。
カレンダーを構成する作業
- 種まき:発芽に必要な地温を確かめ、直播きか室内育苗かを選びます。
- 育苗:露地へ移す前に苗を育て、外気へ段階的に慣らします。
- 定植:霜や低温、高温のリスクが小さい時期に苗を畑やプランターへ移します。
- 収穫:品目ごとの成熟期間と天候を見ながら、次の作付けに畝を渡します。
関西平野部での読み方
近畿地方の平野部は一般に中間地の目安で読めますが、同じ関西でも大阪湾沿岸、京都・奈良の盆地、標高のある地域では気温と霜の時期が異なります。月だけで作業日を固定せず、種袋の地域区分、直近の気温、地温、霜予報を重ねて実行日を決めます。
夏野菜は春の地温上昇後に定植し、秋冬野菜は8月から9月の残暑を避けながら播種します。特に秋冬作は早すぎると高温で苗が傷み、遅すぎると低温期までに株が育ちません。そのため、月別表は「締切日」ではなく、観察を始める期間として使います。
活用例
- 1月に年間の畝割りと種苗の候補を決めます。
- 3月から春まき葉物と夏野菜の育苗を始めます。
- 5月に夏野菜を定植し、6月から収穫と次作準備を並行します。
- 7月から秋冬野菜を育苗し、8月下旬から10月に播種・定植します。
- 11月以降は収穫、防寒、翌春へ向けた土づくりを進めます。