栽培用語

関東の2月植え

関東平野部で2月に行う野菜の種まき・植え付けを、作型と保温の有無で整理する栽培計画。

Definition

関東の2月植えとは、関東平野部で2月に行う野菜の種まき、苗や種いもの植え付け、春作に向けた育苗をまとめた作型です。露地へ一律に植える考え方ではなく、寒さに耐える品目、保温してまく品目、室内で苗を育てる品目を分け、地温や霜、直近の天候、種袋の地域表示を確認して開始日を決めます。

三つの始め方

  • 露地への植え付け:春ジャガイモのように、関東平野部で2月下旬から作業候補になる品目を扱います。土が過湿または凍結している日は避けます。
  • 保温した種まき:ほうれん草、小松菜などの葉物を、不織布のべた掛けやトンネルで寒風と低温から守って育てます。
  • 室内育苗:低温に弱い夏野菜は露地へ定植せず、温度と光を確保できる場所で苗づくりを始めます。

2月上旬と下旬の考え方

2月上旬は朝晩の冷え込みが残るため、露地の品目を増やすよりも、畝の排水、被覆資材、種いもの芽出し、育苗場所を整える時期として扱います。2月下旬は気温が上がり始めますが、関東でも沿岸部、内陸部、山間部では条件が違います。月だけで決めず、地温、最低気温、土の乾き具合を確認してから作業します。

判断のポイント

確認項目始めやすい条件待つ条件
作物耐寒性がある、または春作の種いも高温を好み、霜に弱い苗
栽培場所日当たりと排水を確保できる凍結、滞水、強い寒風が続く
保温不織布やトンネルを管理できる被覆後の換気や水分確認ができない
品種表示中間地の2月が播種・植付期に含まれる地域区分や適期が合わない

よくある読み違い

「2月に植えられる」は、すべての品目を無加温の露地へ同じ日に植えられるという意味ではありません。種まき、苗の定植、種いもの植え付けは別の作業です。また、保温は一度覆って終わりではなく、乾燥、過湿、日中の温度上昇を確認しながら管理します。関東の2月植えは、品目と方法を組み合わせて春の収穫や定植へつなぐための月別計画です。

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