栽培用語

葉物野菜向け緩効性肥料

葉物野菜へ養分を急激に与えず、元肥や追肥としてゆっくり供給する肥料の選択概念です。

定義

葉物野菜向け緩効性肥料とは、小松菜、ホウレンソウ、レタス、キャベツなどの葉を収穫する野菜に対し、肥料成分を急激ではなく徐々に供給する肥料です。植え付け前に土へ混ぜる元肥、または生育途中に補う追肥として使われます。製品ごとに成分、粒の形、肥効期間、標準施肥量が異なるため、「緩効性」という表示だけで使用量を決めず、保証票と栽培条件を確認します。

選ぶときの確認項目

  • 適合作物:葉物野菜、野菜全般、花と野菜など、製品が想定する作物を確認します。
  • 保証成分:窒素・リン酸・カリの割合と、苦土や石灰などの補助成分を読みます。
  • 施肥場面:元肥、追肥、置き肥のどれに対応するかを区別します。
  • 容量:プランターの数と保管場所に対して、使い切りやすい袋を選びます。
  • 形状:粒状、小粒、固形など、土へ均一に混ぜやすい形かを見ます。

使い分け

元肥では、製品表示に従って土全体へ均一に混ぜ、根の周囲だけが高濃度にならないようにします。追肥では株元へ集中させず、根が広がる位置へ施します。葉色が薄いときでも、乾燥、水分過多、根傷みなど別の原因があり得るため、肥料だけで直そうとしない判断が必要です。

注意点

緩効性肥料は成分がゆっくり溶けるため扱いやすい一方、過剰施用なら肥料焼けは起こり得ます。また、短期間で収穫する葉物野菜では、長すぎる肥効期間が必ずしも利点になるとは限りません。栽培期間、すでに培養土へ含まれる元肥、追肥の必要性を合わせて確認し、袋の標準量を超えないことが基本です。