栽培用語

日照不足の野菜苗

光量が足りず、茎の徒長や葉色の低下、傾きなどが現れた野菜の苗です。

Definition

日照不足の野菜苗とは、育苗中に必要な光を十分に受けられず、茎が細長く伸びたり、葉色が薄くなったりした苗です。光の方向へ傾くこともあり、日照不足だけでなく高温、過湿、密植、窒素過多、風通しの悪さが症状を強める場合があります。

確認する部位

  • :太さを伴わずに長く伸び、株元がぐらついていないか確認します。
  • 節間:葉と葉の間隔が広がり、全体が間延びしていないか見ます。
  • :葉色が薄い、葉数が少ない、組織が柔らかいといった変化を確かめます。
  • 向き:苗が明るい側へ一方向に傾いていないか観察します。
  • 用土:曇天時や夜間まで湿った状態が続いていないか触って確認します。

原因を切り分ける順序

最初に、光が当たる時間と方向、周囲の遮蔽物を確認します。次に苗床の温度、用土の湿り方、株間、空気の動きを順番に見ます。肥料を追加する前に、窒素を含む肥料をすでに多く与えていないかも確認します。複数の条件が重なっている場合は、光だけを増やすのではなく、温度や水分も同時に調整します。

観察時の注意

すでに細く弱った苗を急に強い直射日光へ移すと、葉焼けを起こす可能性があります。また、水を極端に控える方法は苗への養分供給まで妨げるため、用土の状態を見ながら朝の水やりを基本に調整します。伸びた部分そのものは元の長さへ戻らないため、新しい成長が締まっているかを継続して観察することが重要です。

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