栽培用語

培養液

水耕栽培で根に水分と養分を供給するため、肥料成分を水に溶かして濃度とpHを管理する溶液です。

Definition

培養液とは、水耕栽培で植物の根へ水分と養分を供給するため、液体肥料などの肥料成分を水に溶かした溶液です。製品表示どおりに希釈した後、pH、EC値、液温、根の状態を合わせて確認します。単に肥料を溶かした水ではなく、植物が吸収しやすい状態を保つための管理対象です。

管理する要素

  • pH:培養液の酸性・アルカリ性を示し、肥料成分の吸収しやすさに関係します。
  • EC値:水に溶けているイオン量を電気伝導率で捉える指標です。
  • 液温:根の活性と水中の酸素量に関係するため、数値だけでなく季節変化も見ます。
  • 清潔さ:濁り、臭い、ぬめりが出た場合は、調整剤を足す前に交換を検討します。

家庭水耕での使い方

新しい培養液は清潔な容器で作り、先に水を入れてから製品表示に従って肥料を加えます。濃縮液同士を原液のまま混ぜず、十分に撹拌してから測定します。pHやEC値が目標から少し動いただけで継ぎ足しを繰り返すと原因が見えにくくなるため、測定日時、補水量、交換日を記録すると変化を追いやすくなります。

よくある誤解

培養液のEC値が合っていても、pH、成分バランス、液温、酸素不足の問題が残ることがあります。逆に葉の黄変だけで肥料不足と決めつけると、濃度を上げて根への負担を増やすおそれがあります。数値は単独で判断せず、根と葉の観察結果と組み合わせます。