栽培用語

pHメーター

電極を液体に浸してpHを数値表示し、水耕栽培の培養液管理に使う測定器です。

Definition

pHメーターとは、電極を水溶液に浸し、酸性・アルカリ性の程度をpH値として表示する測定器です。水耕栽培では培養液の変化を数値で追える一方、校正していない機器や乾燥した電極では表示がずれるため、測定前後の手入れまで含めて使います。

基本の扱い

  • 校正:機種が指定する校正液を使い、説明書の順序と頻度を守ります。
  • 洗浄:測定後は電極をすすぎ、肥料成分の結晶や汚れを残さないようにします。
  • 保管:電極を乾燥させず、機種指定の保存液を使います。
  • 安定待ち:液に浸した直後の数字ではなく、表示が落ち着いてから記録します。

水耕栽培での測り方

培養液を十分に撹拌し、測定器の電極が容器の壁や底に触れない位置で測ります。前回と近い液温・時刻にそろえると推移を比較しやすくなります。pHがわずかに動いた場合は、すぐ調整剤を加えず、再測定と校正状態の確認を先に行います。

よくある誤解

デジタル表示は精密に見えますが、小数点以下の数字が常に正しいとは限りません。校正液の汚染、電極の乾燥、温度差、肥料の付着で値は変わります。pHメーターは植物の観察に代わる道具ではなく、EC値、液温、根の色や臭いと合わせて原因を切り分ける道具です。