栽培用語
かぼちゃのアブラムシ被害
かぼちゃのつる先や葉裏にアブラムシが群生し、吸汁によって新芽の縮れや生育低下を招く害虫被害です。
Definition
かぼちゃのアブラムシ被害とは、つる先の柔らかい新芽や葉裏にアブラムシが群生し、口針で汁を吸うことで株の生育を妨げる害虫被害です。葉の縮れや黄化、つる先の伸びの鈍化、葉面のべたつきなどを手がかりに、虫が少ない段階で見つけることが対処の基本になります。
見分けるポイント
- つる先と新芽:柔らかい生長点に小さな虫がまとまっていないか確認します。
- 葉裏:表面だけでなく葉を静かに返し、葉脈沿いまで観察します。
- 葉の変化:縮れ、黄化、勢いの低下がある葉は裏側を重点的に見ます。
- べたつきと黒い汚れ:甘露によるべたつきや、すす病につながる黒い汚れを確認します。
- アリの往来:つるや葉柄をアリが頻繁に移動している場合は、周囲のアブラムシを探します。
被害が広がる仕組み
アブラムシは柔らかい組織に集まりやすく、つる先から葉裏や周辺の茎へ広がります。吸汁による直接被害に加え、甘露を栄養源とするすす病や、アブラムシが媒介するウイルス病にも注意が必要です。目に見える群れだけを落としても、巻いた葉や葉脈の周囲に残ると再び増えるため、株全体を区画ごとに確認します。
対処の考え方
少数なら、水で洗い流す、柔らかいハケで落とす、粘着テープで取り除くなどの物理的な方法を優先できます。処置後は落ちた虫を株元に残さず、つる先と葉裏を再点検します。群れが複数のつるへ広がっている場合は、かぼちゃと対象害虫に登録のある薬剤を選び、ラベルの希釈倍率、使用回数、収穫前日数を守って使用します。
再発を見つける観察
駆除後も、つる先、展開途中の葉、葉裏、葉柄の順に繰り返し観察します。柔らかい新芽が増える時期や、窒素肥料が多く効いている株では発生を見落とさないようにします。防除は一度で終わらせず、取り残しの確認と栽培環境の見直しを組み合わせます。