栽培用語
ソルゴー
生育が速く根量の多いイネ科作物で、夏の緑肥や防風、余剰養分の吸収に利用される。
定義
ソルゴーとは、ソルガムとも呼ばれるイネ科の作物です。生育が速く、地上部と根の量を確保しやすいため、夏まきの緑肥として利用されます。深く伸びる根は作土層の下まで届く場合があり、硬い土の改善や余剰養分の吸収を狙う場面に向きます。
緑肥としての特徴
- 旺盛な生育:短期間で大きな植物体を作り、有機物の投入量を確保しやすい草種です。
- 多い根量:根が土に入り、土壌圧密のある場所で物理性の改善に役立ちます。
- 窒素の吸収:前作後に残った窒素を吸収するため、養分過多の畑を整える目的で使えます。
- 防風・被覆:高く伸びた茎葉を風よけや周辺作物の保護に利用する方法もあります。
すき込みの考え方
ソルゴーは生育が進むほど茎が硬くなり、C/N比も高くなります。草丈が大きくなった株をそのまま土へ入れると、機械や鍬に絡み、分解にも時間がかかります。刈り倒した後は短く細断し、土へ均一に混ぜます。後作を急ぐ場合は、硬くなる前に処理することが重要です。
注意点
主作物の近くに播くと、光、水、養分を奪い合う場合があります。家庭菜園では区画を分け、通路や畝間へ播く場合も作物との距離を取ります。また、背丈が増すほど倒伏しやすく処理量も増えるため、刈り取り方法を先に決めてから導入します。