栽培用語
さつまいものキュアリング
収穫後のさつまいもを高温・高湿度に置き、傷口へコルク層を形成させる処理。
Definition
さつまいものキュアリングとは、収穫や調製で生じた傷をふさぐため、芋を一定期間、高温・高湿度の環境へ置く処理です。傷口の下にコルク層が形成されると、水分の損失と微生物の侵入を抑えやすくなり、貯蔵中の腐敗リスクを下げる働きが期待できます。
管理する要素
- 温度:高温に保って傷の治癒反応を促しますが、過度な加熱は品質低下につながります。
- 湿度:表面を乾燥させ過ぎない範囲で高湿度を保ち、被覆層の形成を助けます。
- 期間:温度と湿度が安定しているかを確認しながら、数日単位で管理します。
- 換気:芋の呼吸による熱、湿気、二酸化炭素が滞留しないよう、完全密閉を避けます。
家庭で扱うときの注意
家庭では業務用設備のように温度、湿度、換気を自動制御できません。発泡スチロール箱、布、加温器具などを使う場合も、温湿度計で実測し、箱へわずかな通気を確保します。表面が濡れた芋や深く傷ついた芋を長期保管へ回さず、過湿、異臭、かびが見られたら処理を中断して分離することが大切です。