栽培用語

東北の秋野菜

東北の気温低下と初霜を基準に、秋どり・短期収穫・越冬の作型を選んで育てる野菜群。

定義

東北の秋野菜とは、夏の終わりから秋に種まき・定植・植え付けを行い、気温低下と初霜までの残り日数に合わせて収穫または越冬させる野菜群です。仙台の霜の初日の平年値は11月14日ですが、東北内でも沿岸・内陸・標高・畑の微気象によって条件が変わるため、地域名だけでなく栽培地点の最低気温を基準に作型を選びます。

主な作型

  • 秋どり型:白菜、キャベツ、ブロッコリーなどを夏から育苗し、秋に定植・収穫へつなげます。
  • 短期収穫型:ほうれん草、小松菜、大根などを適温期にまき、初霜前または被覆下で収穫します。
  • 越冬型:玉ねぎや寒地系にんにくを秋に植え、十分に発根させて翌春から初夏の収穫を狙います。

東北での選び方

秋まきは、早すぎると高温による発芽不良や大苗化、遅すぎると低温による生育停滞が起こります。ほうれん草の発芽適温は15〜20℃で、25℃以上では発芽率が下がります。一方、白菜のような結球野菜は、気温が下がってから種をまくのでは遅く、結球前に外葉を育てる期間まで逆算する必要があります。

判断順は「初霜の平年値と直近予報を確認する」「収穫までの日数と必要温度を確認する」「秋どり・小さめ収穫・越冬のどれを狙うか決める」です。予定より遅れた場合は、同じ品目を無理にまくより、早生品種、ベビーリーフ収穫、苗からの定植、不織布やトンネル被覆へ切り替えます。

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