栽培用語

トマトの後作

トマトを撤収した畝で、栽培時期と作物の科を切り替えて次の野菜を育てる作付け計画。

Definition

トマトの後作とは、夏のトマトを撤収した畝へ、秋から冬に育てる別の科の野菜をつなぐ作付けです。トマトと同じナス科を避け、地域の播種・定植適期、畝の病害、残肥、水分状態を確認して品目を決めます。単なる空き畝の再利用ではなく、次作の適期と輪作を同時に管理する考え方です。

選び方の軸

  • 作物の科:ナス、ピーマン、ジャガイモなどのナス科を直後に続けません。
  • 開始時期:9月ごろに種をまける葉物、または10月ごろに植え付けるニンニクやタマネギを候補にします。
  • 苗の準備:ブロッコリーを種から育てる場合は、トマトの収穫中から育苗時期を逆算します。
  • 畝の状態:病株、残根、支柱を片づけ、土の固さと排水を確かめてから次作へ切り替えます。

具体例

短い空白期間でつなぐなら、コマツナ、ミズナ、チンゲンサイ、ホウレンソウなどの葉物が候補です。トマトを遅くまで収穫したい場合は、植え付けが後になるニンニクやタマネギへつなぐ方法があります。ブロッコリーやカリフラワーは苗から始めると、夏のトマト撤収後の定植に合わせやすくなります。

注意点

同じ畝へ何を植えるかは、品目名だけで決めません。トマトに病気が出た畝では病株や根を残さず、同じ病原菌を共有しやすいナス科を避けます。また、石灰や肥料を一律に追加するのではなく、後作の要求量と土の状態を見て調整します。