栽培用語

蒸散

植物の葉などから水分が水蒸気として失われる現象で、根のない挿し穂のしおれに直結する水分移動。

Definition

蒸散とは、植物の葉などから水分が水蒸気として外へ失われる現象です。根を切り離された挿し穂では、水を吸う力より葉から失う量が上回ると急速にしおれます。そのため、葉を適度に減らし、直射日光と乾いた風を避ける管理が必要です。

挿し木での調整方法

  • 下葉を除く:用土に触れる葉を取り、腐敗と蒸散の両方を減らします。
  • 大きい葉を切る:上部の葉を残し、面積が大きい葉は半分ほどに切ります。
  • 明るい日陰へ置く:光合成に必要な明るさは残し、強い日差しによる水分損失を抑えます。
  • 湿度と風を両立する:霧吹きや覆いで乾燥を防ぎつつ、密閉しすぎによる蒸れを避けます。

葉を全部取らない理由

蒸散を減らすために葉をすべて落とすと、挿し穂が光合成を行う面積まで失います。ナスの挿し木では、上部の葉を残して大きい葉を半分にする方法が紹介されています。重要なのは葉の数をゼロにすることではなく、根が出るまでの吸水量と水分損失の釣り合いを取ることです。

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