栽培用語
ブロッコリーのコナガ被害
ブロッコリーの葉や花蕾にコナガ幼虫が入り込み、葉肉や可食部を食害する状態。
定義
ブロッコリーのコナガ被害とは、コナガの幼虫が葉肉を食べ、進行すると葉裏に穴を開けたり、花蕾のすき間へ入り込んだりする食害です。若齢幼虫は葉の内部に潜るため見つけにくく、葉の表皮だけが残って白く透ける症状が初期発見の手掛かりになります。
主な見分け方
- 白く透ける食痕:ふ化直後の幼虫が葉肉内へ食入した跡です。
- 葉裏の小さな緑色幼虫:成長した幼虫は葉裏に定着し、葉脈や表皮を残して食べます。
- 小さな穴の増加:食害が進むと穴が広がり、花蕾の周辺にも幼虫や食べかすが見つかります。
- アオムシとの大きさの差:コナガ幼虫は最大約10ミリで、最大約30ミリのアオムシより細く小さいのが目安です。
被害を広げない考え方
防除は、成虫に産卵させない物理的な予防と、葉裏で卵・若齢幼虫を見つける観察を組み合わせます。防虫ネットは定植直後から隙間なく設置し、すでに幼虫がいる場合は捕殺や、栽培中のブロッコリーに登録された薬剤を農薬ラベルどおりに使います。コナガは薬剤抵抗性が発達しやすいため、同一系統だけを繰り返すのではなく、作用機構の異なる方法を組み合わせることが重要です。