ブロッコリー コナガ 対策|花蕾に入る幼虫を防ぐ方法

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ブロッコリー コナガ 対策では、ブロッコリーのコナガ被害を花蕾で見つける前に、定植直後から防虫ネット (Rakuten / Amazon / Yahoo!)で成虫を遮り、葉裏の白い食痕・卵・小さな幼虫を繰り返し確認するのが基本です。侵入済みなら捕殺し、被害が続くときだけ登録内容を確かめた薬剤へ進みます。

家庭菜園のブロッコリーで葉裏と花蕾を点検する様子 Photo by Phil Evenden on Pexels

はじめに

ブロッコリーのコナガ被害で厄介なのは、コナガが小さく、若い時期には葉の内部へ潜るため、花蕾を収穫する段階まで見逃しやすいことです。葉に大穴が開くまで待たず、表皮だけが残って白く透ける初期の食痕を行動開始の合図にします。

家庭菜園では、育苗中から葉裏を見て、定植前後に侵入を防ぎます。道具や手袋を清潔にする栽培衛生と、ヨトウムシ・コナガ対策の防除手順も確認してください。

ブロッコリーのコナガ被害の概要

ブロッコリーのコナガ被害は、花蕾が見える前の定植時から対策します。発生は4~11月、特に5~7月と9~10月に多く、生育適温は20~25℃程度です。ただし、日本の栽培気候区分で監視期間は変わり、この気温を地温と混同しないでください。

ブロッコリーは、定植前に葉裏と植え穴を確認し、直後から0.6~1ミリのネットで覆います。白い食痕があれば卵・幼虫を捕殺し、隙間を直してから登録薬剤を検討します。ブロッコリー害虫対策の全体像も参照してください。プランター栽培では、ベランダ菜園の害虫問題として開口部と壁際も確認します。

花蕾に入る前の見分け方

ブロッコリーのコナガ被害は、幼虫そのものより先に、葉が白く透ける食痕から見つけるのが実用的です。葉裏の葉脈や凹凸には約0.5ミリの卵が付き、淡い黄色から、ふ化が近づくと黒っぽく変わります。卵がまとまって見える場合は卵塊として扱い、葉を傷めない範囲で取り除きます。

若齢幼虫はふ化後まもなく葉肉内へ入り、2齢以降は葉裏で表皮を残して食べ、4齢を経過します。姿が見えなくても、透けた部分の裏側を確認します。

確認対象大きさ・外観食べ方主な確認場所
コナガの卵約0.5ミリ、淡黄色から黒っぽく変化ふ化前は食害なし葉裏の葉脈・凹凸
コナガ幼虫最大約10ミリ、細い緑色若齢は葉肉内、成長後は表皮を残す白い食痕の裏、葉裏、花蕾周辺
アオムシ最大約30ミリ、淡い緑色葉を外側から大きく食べる葉表・葉裏
初期食痕白く薄く透ける葉肉だけが失われる下葉から生長点周辺

マイナビ農業解説には「幼虫は体長が最大10ミリほどの大きさになり、青虫のような姿をしています。」とあります。体長だけで断定せず、刺激すると活発に動く小型幼虫、白く透ける食痕、葉裏という三つの手掛かりを合わせます。

似た食害との見分け

アオムシモンシロチョウの幼虫で、葉を外側から大きく食べます。コナガは若齢期に葉肉へ入り、成長後も葉裏にいるため、透けた食痕が先に目立ちます。

コナガはキャベツにも発生し、キャベツのコナガ被害も白い食痕が手掛かりです。作物の科では、ブロッコリー、キャベツ、大根はいずれもアブラナ科です。白菜・キャベツの害虫葉物野菜からの飛来も確認します。

大きな欠けがあり、夜間や株元に幼虫がいるならヨトウムシを疑います。ブロッコリーのヨトウムシ被害は、ブロッコリーのヨトウムシ対策と照合してください。

手順

ブロッコリーのコナガ被害を防ぐ手順は、防虫ネットによるトンネルがけを土台にし、観察・捕殺・必要時のBT剤を重ねる流れです。誘引用の園芸ネットは網目が粗いため、防虫ネットの代用にはなりません。BT剤 (Rakuten / Amazon / Yahoo!)は、害虫に作用する微生物由来の殺虫剤ですが、製品ごとに登録作物・対象害虫・使用方法が異なります。

flowchart TD
    A["定植前に葉裏を点検"] --> B["0.6〜1ミリのネットを設置"]
    B --> C["白い食痕があるか確認"]
    C -->|"ない"| D["裾と開口部を再点検"]
    C -->|"ある"| E["卵と幼虫を捕殺"]
    E --> F["被害が続くか確認"]
    F -->|"続かない"| D
    F -->|"続く"| G["登録薬剤とラベルを確認"]
    G --> H["作用機構を替えて使用"]

花蕾へ入る前に、侵入防止から登録薬剤の確認までを段階的に進めます。

ステップ1: 苗を畑へ移す前に葉裏を確認する

定植前に葉裏と生長点を確認し、食痕・卵・幼虫を除いてから覆います。失敗例: 未確認の苗を植えること。修正: 食痕のある葉を分けて点検します。

ステップ2: 0.6~1ミリのネットを隙間なく掛ける

防虫ネットは葉から離し、裾を土や固定具で連続して押さえます。失敗例: 裾や開口部を空けること。修正: 支柱との接点と両端を閉じ、水やり後も閉鎖を確認します。

ステップ3: 白い食痕を起点に卵と幼虫を取る

白く透けた部分から葉裏へたどり、葉脈、生長点、花蕾の付け根を確認します。AGRI PICKの試験解説では、1雌の産卵数は100~200粒で、主に葉裏の葉脈や凹凸へ産卵するとされています。

失敗例: 大きな幼虫だけを一度捕ること。修正: 卵も除き、数日後に同じ葉を再確認します。

ステップ4: 被害が続く場合だけ登録薬剤を確認する

捕殺とネット補修後も食痕が増える場合だけ、ブロッコリーとコナガに登録のある薬剤を選びます。2016年のキャベツ試験では、卵期処理後のふ化直後幼虫死亡率が72.1%の供試剤がある一方、ほかの供試BT剤は0%でした。同じ供試剤は3齢幼虫で24時間後90%、48時間後100%でしたが、特定条件の結果です。

失敗例: BT剤なら卵にも同じ効果があると考えること。修正: 製品ラベルの適用作物、対象害虫、希釈倍率、使用時期、使用回数を確認します。

ステップ5: 花蕾が締まる前に再点検する

花蕾が見え始めたら、葉裏、花蕾の付け根、側枝の分岐部を見ます。コナガは幼虫から成虫まで約2週間で成長し、年間5~10回ほど発生するケースがあります。

失敗例: 花蕾の表面だけを見ること。修正: 白い食痕、新しい穴、食べかすの順で周囲から確認します。

薬剤を使う場合の注意

薬剤抵抗性は、特定の薬剤が効きにくい個体が増える性質で、ブロッコリーのコナガ被害を同じ薬剤だけで追い続けると防除が不安定になる一因です。同一商品名を避けるだけでなく、作用機構が同じ薬剤の連用も避けます。

使用前には農薬ラベルを読み、作物名が「ブロッコリー」、対象害虫が「コナガ」となっているかを確認します。希釈倍率、収穫前日数、総使用回数は製品ごとに確認し、古い記事の使用例をそのまま現在の登録内容とみなさないでください。

農林水産省農薬コーナーは、農薬の基礎知識と登録時の確認事項を案内しています。登録・失効情報を調べる際は、農林水産消費安全技術センターの情報も確認先になります。

薬剤の前にネットの隙間を閉じ、卵・幼虫を減らして必要性を判断します。

よくある失敗

野菜の病害虫対策では、一つの方法に頼らないことが重要です。

  • ネット後に点検しない:苗の卵を見落とすため、設置前後に葉裏を見ます。
  • 大穴まで待つ:白く透ける初期食痕から確認します。
  • 花蕾だけを見る:周囲の葉裏を先に見ます。
  • 同じ系統を続ける:薬剤抵抗性と作用機構を確認します。
  • アオムシと同じ大きさを探す:最大約10ミリのコナガ幼虫を見落とさないようにします。

LOVEGREENも「幼虫は捕殺します。」と説明しています。ただし卵も再点検し、小松菜のヨトウムシ対策と同様に一度で終えません。

コンパニオンプランツは補助策です。レタスなどのキク科、にんじんなどのセリ科、シロクローバーが候補ですが、ネット補修や卵の除去には代えられません。

判断基準

総合的病害虫管理は、物理的な遮断、観察、捕殺、必要時の薬剤を組み合わせる考え方です。ブロッコリーのコナガ被害では、被害段階に応じて次の一手を選びます。

状態次に行うこと避ける判断
食痕も虫もないネットの裾と破れを確認し、定期点検を続ける収穫まで一度も開けない
白い食痕や卵が少数卵・幼虫を除き、同じ葉を再点検する大穴になるまで待つ
新しい食痕が増えるネット補修後、登録薬剤の必要性を判断する商品名だけで選ぶ
薬剤後も被害が続く対象害虫の再確認と作用機構の見直しを行う同じ系統を反復する
花蕾周辺で幼虫を確認周囲の葉裏も確認し、収穫前日数を守って対処する花蕾だけを洗って終える

判断は、侵入前ならネット、卵と少数幼虫なら捕殺、食痕が増えるなら登録確認、薬剤は同じ作用機構へ偏らないの四段階です。

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Sources

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