栽培用語
シロクローバー
根粒菌と共生して窒素を取り込み、地表を低く覆うマメ科の多年草。
定義
シロクローバーとは、シロツメクサとも呼ばれるマメ科の多年草です。地表を低く覆い、根に共生する根粒菌を通じて空気中の窒素を植物体へ取り込みます。緑肥としては、刈り取った地上部だけでも分解後に窒素を含む有機物となり、土づくりに利用できます。
緑肥としての特徴
- 窒素との関係:根粒菌が作った窒素化合物は根だけでなく、葉や茎など生育中の器官へ運ばれます。
- 地表被覆:ほふくして広がり、裸地を減らして土の乾燥や流亡を抑える方向に働きます。
- 刈草利用:地上部を刈って敷く方法と、植物体を土へすき込む方法があります。
- 多年生:一度定着すると残りやすいため、次に植える作物との競合を考えて管理します。
すき込みの考え方
マメ科緑肥は、種子を作る前に植物体を刈り取り、土へ混ぜます。結実まで進むと養分が種子へ移り、こぼれ種から再生しやすくなります。すき込んだ植物体は土壌微生物に分解され、その窒素化合物が後作に利用されます。植え付けを急がず、植物体が落ち着く期間を取ることが大切です。
注意点
クローバーは背の低い作物と同じ場所で育てると、光、水、養分を競うことがあります。緑肥として終了させる時期を決めずに放置すると、畝や通路へ広がります。家庭菜園では、全面に播くよりも休ませる区画や果樹の草生など、残っても管理しやすい場所から試す方法が安全です。