白菜 ヨトウムシ 対策|結球内に入る幼虫を防ぐ方法
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白菜 ヨトウムシ 対策は、白菜のヨトウムシ被害を結球前に見つけ、葉裏の卵塊を葉ごと除去し、日没後に株元を確認し、防虫ネット (Rakuten / Amazon / Yahoo!)の隙間を閉じる順序が基本です。複数株へ小さな幼虫が広がった場合だけ、白菜と対象害虫に登録のあるBT剤または農薬をラベルどおりに使います。
Photo by Zacharie Dusingizimana on Pexels
目次
はじめに
白菜のヨトウムシ被害は、穴が増えても昼間は幼虫が見つからないことがあります。ヨトウムシは夜間に活動し、成長すると昼は土中や株元へ隠れるためです。結球内へ入ると捕殺も薬液の付着も難しくなります。
葉物全体の見分け方はヨトウムシ・コナガ対策完全ガイド、本記事では白菜の結球前の対処を確認してください。
白菜のヨトウムシ被害を結球前に見つける
白菜のヨトウムシ被害は、外葉の新しい穴、黒いふん、葉裏の卵、小さな幼虫を組み合わせて判断します。家庭菜園の害虫は穴が似るため、体色だけでなく発見場所と時刻も記録します。ハスモンヨトウも一種類の体色だけでは見分けられません。
マイナビ農業のヨトウムシ解説では、成虫が葉裏へ数十から数百個の卵を塊で産み、蛹で越冬して4月下旬から羽化し、高温・少雨時は産卵が活発になると説明しています。2024年7月20日公開の記事は「防虫ネットや寒冷紗を使う方法もオススメです」としています。
ふ化直後の幼虫は同じ葉に集まり、大きくなると分散して夜に葉上へ出ます。2025年5月1日公開のベジパレットの解説は「成長した幼虫は結球内部に侵入し、中心部から食害することがあります」と説明しています。
| 被害サイン | 探す場所・時刻 | 最初に行うこと | 次の判断 |
|---|---|---|---|
| 葉裏に卵の塊 | 外葉と新葉の葉裏・昼間 | 付着葉を袋へ回収 | 周囲株も同じ順で確認 |
| 細かな穴と小さな幼虫 | 食害葉の裏・葉柄の付け根 | 幼虫を葉ごと除去 | 複数株なら登録薬剤を検討 |
| 大きな穴と黒いふん、虫が見えない | 日没後の葉上・株元・浅い土 | 見つけた個体を捕殺 | ネットの裾と破れを補修 |
| 結球内に食害とふん | 内葉の重なり・中心部 | 個体を取り除き傷んだ葉を確認 | 個株ごとに収穫可否を判断 |
キャベツや白菜に似た穴が出ても、コナガは葉裏で葉肉を薄く削る被害が出やすい害虫です。アオムシやモンシロチョウでは、日中に幼虫を見つけられる場合があります。株元で茎が切られているなら、葉を食べるヨトウムシだけでなくネキリムシ対策との違いも確認してください。アブラナ科の葉に小穴が多数あり、虫に触れると跳ねる場合はキスジノミハムシを疑い、大根での対策も参考にします。
必要なもの
白菜の点検では、捕殺と侵入防止の道具を先に用意します。
- 薄手の手袋 (Rakuten / Amazon / Yahoo!):内葉を傷めずに扱います。
- 口を閉じられる袋 (Rakuten / Amazon / Yahoo!):卵や幼虫を葉ごと回収します。
- ライト (Rakuten / Amazon / Yahoo!):日没後に葉柄、株元を照らします。
- 固定具:ネットの裾や開口部を閉じます。
- メモ:株、時刻、被害段階、処置日を記録します。
- 農薬ラベル:対象作物、害虫、希釈倍数、使用時期・回数を確認します。
卵塊が一枚の葉だけなら、散布より葉ごとの回収を優先します。
手順
白菜のヨトウムシ被害は、卵、若齢幼虫、分散した幼虫、結球内の順に対処が難しくなります。物理防除を先に行い、必要時だけ薬剤へ進みます。
flowchart TD A[葉裏に卵塊がある] --> B[葉ごと袋へ回収] A --> C[小さな幼虫が複数株にいる] C --> D[登録薬剤をラベルどおり散布] A --> E[昼は虫が見えない] E --> F[日没後に葉上と株元を確認] F --> G[ネットの裾と破れを補修] D --> G B --> G
図1:白菜のヨトウムシ被害を発見した段階から、捕殺・薬剤・侵入防止へ進む判断フローです。
ステップ1: 外葉から葉裏を一枚ずつ確認する
外葉から一枚ずつ持ち上げ、卵を畝へ落とさず付着葉ごと袋へ入れます。
卵塊があった株の隣、ネットの裾に近い株、網へ触れた葉も確認します。葉表の穴より、これから増える卵と幼虫を優先してください。
ステップ2: 小さな幼虫を集団のうちに除去する
若齢幼虫が同じ葉へ集まっている間に、袋へ回収するか付着葉ごと栽培場所の外へ出します。地面へ落とすだけでは株元へ残ります。
セイコーエコロジアのBT剤解説は「老齢幼虫より若齢幼虫のほうが殺虫剤に対する感受性が高い」と説明しています。捕殺も薬剤も小さい段階を優先します。
ステップ3: 日没後に葉上と株元を照らす
日中に新しい穴とふんがある株へ印を付け、日没後に外葉、葉柄、地際、株元の浅い土を照らして捕殺します。翌朝に新しい穴が止まったか確認してください。
ステップ4: 防虫ネットの裾と破れを閉じる
内部の卵と幼虫を除いてから、ネットを葉へ密着させず、支柱で空間を作って裾を連続して押さえます。
ベジパレットは防虫ネットの目合い1mm以下を侵入防止の目安としています。継ぎ目、開閉部、浮いた裾、破れも点検し、設置方法は防虫ネットの選び方と張り方で確認できます。
ステップ5: 広がった若齢幼虫へ登録薬剤を使う
若齢幼虫が複数株へ広がった場合に薬剤を検討します。BT剤 (Rakuten / Amazon / Yahoo!)は散布葉を幼虫が食べることで作用するため、葉裏と株元にも付着させます。
BT剤は即効性が低く、紫外線の影響を受けやすい薬剤です。製品ごとに「白菜」と対象害虫の登録、希釈倍数、使用時期・回数を確認してください。
結球内への侵入を防ぐ予防策
結球前に葉物野菜の葉裏、葉柄、ネット内側を点検します。被覆前には苗の卵も除き、葉が網へ触れないよう支柱に余裕を持たせます。
網目が大きい園芸ネットは誘引用で、防虫ネットの代わりにはなりません。マルチも単独では被害を止めないため、穴や端を含む地際まで夜に確認します。
白菜のヨトウムシ対策でよくある失敗
失敗しやすいのは、観察時刻と処理順が幼虫の行動や発育段階に合わない場合です。
昼間だけ探して不在と判断する
昼に虫が見えなくても、新しい穴とふんがある株は日没後に再確認し、翌朝の食害と比べます。
葉表へ一度散布して終える
葉表だけでなく葉裏と株元へ付着させ、結球内部へ入る前の若齢期を狙います。
同じ作用機構へ頼り続ける
薬剤抵抗性を避けるには、商品名ではなく作用機構を確認します。農家Webの白菜用農薬情報は、RACコードを確認し、異なるタイプの殺虫剤をローテーションする考え方を示しています。農林水産省が公開する登録情報と手元のラベルを照合し、登録外の使い方はしないでください。
ローテーションは連続散布の理由ではありません。卵塊除去、捕殺、ネット補修を先に行い、一株だけなら物理防除で経過を見ます。
被害段階で決める対処ルール
白菜のヨトウムシ被害は、総合的病害虫管理に沿って発見段階に合う手段を選びます。白菜・キャベツの害虫を一律に扱わず、卵、若齢、分散、結球内を区別します。
- 卵塊だけ:付着葉を袋へ回収し、同じ畝の葉裏を確認します。薬剤は急ぎません。
- 一株の若齢幼虫:集団のうちに葉ごと除去し、翌朝に新しい食害がないか見ます。
- 複数株の若齢幼虫:登録のあるBT剤または農薬をラベルどおりに使い、ネットの隙間も同時に直します。
- 昼に不在で食害継続:日没後に葉上と株元を照らし、見つけた個体を捕殺します。
- 結球内部へ侵入済み:内葉の食害とふんを確認し、個体を除去します。傷みの範囲を見て個株ごとに収穫可否を判断します。
葉裏を見る、若いうちに減らす、夜に探す、隙間を閉じる、必要時だけラベルどおりに散布する順で進めます。
関連記事
出典
- マイナビ農業:ヨトウムシの種類や駆除方法 — 2024-07-20 — 卵塊、夜行性、発生時期、防虫ネットによる予防を確認しました。
- ベジパレット:ヨトウムシが白菜にもたらす被害 — 2025-05-01 — 結球内部の食害と防虫ネットの目合いを確認しました。
- 農家Web:白菜に発生するヨトウムシに使える農薬 — 2024-07-02 — 白菜の登録農薬とRACコードによるローテーションを確認しました。
- セイコーエコロジア:ヨトウムシ対策で利用されているBT剤 — 2026-06-29 — 若齢幼虫、摂食作用、葉裏と株元への散布を確認しました。
- グリーンジャパン:エスマルクDF — BT剤の製剤情報と対象害虫を確認しました。
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