栽培用語
農業用プラスチックマルチ
畝の表面をフィルムで覆い、雑草、地温、土壌水分を管理する農業資材。
Definition
農業用プラスチックマルチは、作物を植える畝の表面を薄いフィルムで覆う栽培資材です。黒色の製品は光を遮って雑草を生えにくくし、土壌水分の蒸発や雨による肥料の流亡を抑える目的で使われます。低温期には地温の確保にも役立つため、栽培期間の長い秋植え玉ねぎの管理を省力化できます。
主な種類
- 黒マルチ:遮光による雑草抑制を主目的とし、低温期の地温確保にも用います。
- 穴あきマルチ:株間と条間に合わせた植え穴があり、玉ねぎ苗の配置を揃えやすいタイプです。
- 透明マルチ:地温を上げやすい一方、光を通すため雑草対策には向きません。
- 白黒・銀黒マルチ:表面の反射を利用し、強い地温上昇を避けたい条件で使い分けます。
玉ねぎ栽培での使い方
玉ねぎ用では、株間と条間がともに15cmで、5列に植え穴を配置した黒マルチが使われます。畝を整えて十分な水分を含ませた後、フィルムをたるませずに張り、周囲を土で固定します。苗は1穴に1本ずつ浅く植え、追肥は植え穴から施します。
注意点
張る前に石灰、堆肥、元肥を土へ混ぜ、畝を平らに整えます。
フィルムが風で動くと苗を傷めるため、裾を土で確実に押さえます。
植え穴の周囲には雑草が出るため、完全に除草不要になるわけではありません。
使用後のフィルムは畑に残さず、地域の分別方法に従って回収します。