関東 11月に植える野菜|寒さに強い品目と保温方法

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関東 11月に植える野菜は、苗から始めるタマネギ、小苗で冬越しさせるソラマメとエンドウ、低温期に種をまけるほうれん草と小松菜が中心です。関東の11月植えでは、寒さへの強さだけで決めず、11月上旬・中旬・下旬の時期、種袋の地域別適期、発芽や活着に必要な地温を合わせて判断します。遅い時期ほど品目を絞り、不織布 (Rakuten / Amazon / Yahoo!)や穴あきトンネル (Rakuten / Amazon / Yahoo!)で霜と冷風を防ぐのが基本です。

関東の11月に植えた冬野菜と保温用トンネルのある家庭菜園 Photo by Lana on Pexels

目次

はじめに

11月の関東では、「まだ植えられるか」より「種で始めるか、苗を植えるか」を先に決めると迷いが減ります。AGRI PICKは11月向け品目について「11月から栽培を始められる野菜の特徴は、寒さに強いということ。」と説明しています(11月に植える野菜の解説)。ただし、冬越し後に寒さへ耐えられることと、冷えた土で発芽できることは同じではありません。

関東の野菜栽培カレンダー月別の年間計画で、関東の秋野菜から冬管理への切り替えを確認できます。本記事では候補を「苗」「冬越しする小苗」「種」に分けます。

関東の11月植えで優先する品目

関東の11月植えでは、玉ねぎ苗 (Rakuten / Amazon / Yahoo!)、冬越しさせる豆類、短期収穫を狙う葉物野菜を優先します。冬の家庭菜園は、区画を「春まで使う場所」と「冬の途中で空ける場所」に分けると収穫期が重なりません。

苗なら玉ねぎ、小苗ならソラマメとスナップエンドウ、種ならほうれん草と小松菜が候補です。家庭菜園の一覧を照合しても、この4群は繰り返し登場します。ただし、小松菜は短期向け、豆類と玉ねぎは翌春まで場所を使います。

始め方主な候補11月の作業収穫の目安判断の要点
苗を植える玉ねぎ苗を定植する翌年5〜6月植え遅れと深植えを避ける
小苗で越冬ソラマメ本葉2〜3枚の苗を植える翌年5〜6月大苗にし過ぎない
小苗で越冬スナップエンドウ11月上旬までを目安にまく翌年4〜5月霜と伸び過ぎを防ぐ
種から始めるほうれん草11月中に種をまく冬から春低温期用品種を選ぶ
種から始める小松菜地域条件を見て11月下旬まで約1〜1.5カ月遅まきほど保温を強める

表1:11月に始める品目を、開始方法と区画を使う期間で分けた目安です。

苗から植える玉ねぎ

玉ねぎは11月に定植し、春まで畑を使う長期作です。AGRI PICKの例は15cm間隔の5条植えと厳寒期のポリトンネルを示します。風の通り道や日陰では冷えるため、被覆は場所に合わせます。

育苗後の苗は、植え穴へ深植えせず、株元を押さえて土となじませます。根鉢から新根が伸びる活着を促すため、11月後半は苗を放置せず畑を先に準備します。

追肥例は1月と2月です。植え付け直後に肥料を重ねず、作型に合う時期を守ります。地域別作型は玉ねぎ栽培カレンダーでも確認できます。

小苗で冬越しするソラマメとスナップエンドウ

ソラマメスナップエンドウは、伸び過ぎた苗で冬へ入ると傷みやすい豆類です。GreenSnapはソラマメを本葉2〜3枚の小苗、サヤエンドウを10月中旬〜11月上旬まき・翌年4〜5月収穫の作型としています。

ソラマメの栽培例は幅70cmの畝中央へ30cm株間の1列植えで、翌年5月まで場所を使います。11月は大きく育てるより、小苗を安定させます。

エンドウ類は4月に支柱立てを行い、矮性品種は約1.5m、普通品種は約2mが目安です。つるは園芸ネット (Rakuten / Amazon / Yahoo!)へ誘引します。プランター栽培では春に支柱を固定できる場所も確保します。

BeAbleも「小さな苗で冬越しさせる必要があるので、種まき時期を必ず守りましょう。」と注意しています(11月栽培一覧)。秋は生育量を抑えます。

種から始めるほうれん草と小松菜

ほうれん草と小松菜は、11月に種まきできる葉物です。BeAbleの目安は、ほうれん草が11月いっぱい、小松菜が温暖地で11月下旬まで。種袋では秋まき・冬まき・晩抽性の表示を確認します。

晩抽性はトウ立ちしにくい性質です。タキイ種苗も冬から春には「トウ立ちが遅い」「晩抽性」の品種を勧めています。

小松菜の11月まきは約1〜1.5カ月で収穫する目安ですが、日当たり、播種時期、保温で変わります。下旬まきへ上旬と同じ収穫日を当てはめません。

ほうれん草の発芽をそろえるには、種袋の覆土深さを守り、不織布で乾燥と冷風を和らげます。ニンジンは1穴3粒とし、好光性種子なので薄く覆土し、翌年2月ごろの間引きで1本にする例があります。11月後半は早生品種の作型を確認します。

12月以降の葉物は、関東で冬に植える野菜で区別できます。

関東の11月植えに必要な保温方法

関東の11月植えでは、トンネル栽培を密閉せず、霜対策、発芽補助、冷風対策の目的で資材を選びます。タキイ種苗は関東以西の11〜12月に、防虫ネットと穴あき防寒シートの二重掛けを紹介しています。

不織布のべた掛けは、発芽直後の乾燥、軽い霜、冷風を和らげます。「発芽を促すため、畝の上に不織布をかぶせ、周囲を土で固定します。」という手順どおり、端を固定します(作り方)。

マルチングは畝面の水分と温度変化を抑え、黒マルチも保温に使います。葉を霜から守る資材ではないため、不織布やトンネルと組み合わせます。穴あきシートは基本的に換気不要ですが、2月中旬以降の強い日差しでは換気します。

トンネル支柱は40〜60cm間隔で立て、すそを土で押さえます。判断の流れは次の通りです。

flowchart TD
  A["種袋の関東・中間地適期を確認"] --> B{"適期内か"}
  B -->|いいえ| G["苗へ切り替えるか春まで待つ"]
  B -->|はい| C["地温と日当たりを確認"]
  C --> D{"霜の予報があるか"}
  D -->|軽い霜| E["不織布をべた掛け"]
  D -->|冷え込みが続く| F["穴あきトンネルを設置"]
  D -->|霜なし| H["被覆せず観察"]

図1:種袋の適期、土の状態、霜予報から保温方法を選ぶ流れです。

適期外の種を厚く被覆せず、苗へ切り替えるか翌春へ回します。北向きベランダ栽培や山沿いは平地より早く締め切り、ベランダの日照時間が短ければ日当たりのよい軒下へ移せるか確認します。

11月上旬・中旬・下旬の判断

関東の11月植えは、地温日照時間、霜、種袋の地域別適期で調整します。海沿い、内陸、山沿い、都市部では冷え方が異なります。

上旬は播種適期の短い豆類、中旬は玉ねぎ定植と葉物、下旬は発芽畝の保護と遅まき品種を優先します。秋作全体は関東で秋に植える野菜と照合できます。

時期優先作業候補保温の考え方見送る判断
11月上旬豆類の播種、苗の定植エンドウ、ソラマメ、玉ねぎ、葉物霜予報時は不織布種袋の適期外なら延期
11月中旬玉ねぎ定植、葉物の播種玉ねぎ、ほうれん草、小松菜冷風の強い場所はべた掛け日照不足なら苗中心へ変更
11月下旬発芽畝の保護、遅まき品種の確認ほうれん草、小松菜穴あきトンネルを検討発芽条件が合わなければ春へ回す

表2:関東の平地を入口にした11月内の優先順位です。種袋の地域別適期を最終判断にします。

耐寒性は発芽直後と成株で異なります。11月下旬まきは、上旬と同じ生育速度を見込まず収穫日に余裕を持たせます。

冬越し中の水やりと肥料

水やり追肥は品目の作型に合わせます。玉ねぎの追肥例は1月と2月ですが、豆類や葉物へ同じ日程を当てません。葉色、生育、土壌水分を先に確認します。

水やりは表土が乾いてから朝に行い、受け皿へ水をためません。畝間に水が残る露地は排水性を見直します。培養土に元肥があれば、植え付け直後に元肥化成肥料を重ねません。肥料焼けを避け、必要なら液体肥料を作型どおりに使います。過湿容器では根腐れも確認します。

12月以降は冬野菜と防寒管理も参照できます。

関東の11月植えで覚える3つの基準

関東の11月植えは、品目、時期、被覆で決めます。玉ねぎは苗、豆類は小苗、葉物は低温期向け種子を選び、上旬は播種、下旬は保護を優先します。軽い霜には不織布、冷え込みが続く場所には穴あきトンネルを使います。

耐寒性の表示だけでなく、発芽と活着に必要な暖かさを確認します。条件が合わなければ苗か春へ切り替え、関東で2月に植える野菜まで見通して春作と区画を分けます。

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出典

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