栽培用語
関東の秋野菜
関東平野部で夏の終わりから秋に種まき・定植・植え付けを行い、冬から翌春の収穫を目指す野菜群。
定義
関東の秋野菜とは、関東平野部を主な基準として、夏の終わりから秋に種まき・定植・植え付けを行い、秋の終盤から冬、または翌春から初夏に収穫する野菜群です。葉物、根菜、結球野菜、越冬野菜では適期と栽培期間が異なるため、「秋」という月の幅だけでなく、発芽適温、品種の早晩性、収穫までの日数から作業日を決めます。
主な作型
- 短期収穫型:小松菜、チンゲンサイ、水菜などを秋にまき、おおむね1〜2か月で若どりします。
- 冬どり型:ほうれん草、大根、かぶ、白菜などを適温期にまき、秋の終盤から冬に収穫します。
- 苗の定植型:キャベツやブロッコリーは、暑い時期に育てた苗を秋口に定植し、約3か月を目安に収穫へつなげます。
- 越冬型:玉ねぎやにんにくは秋に植え付けて発根させ、翌春から初夏まで育てます。
関東での選び方
関東の秋まきでは、播種が早すぎると高温で発芽がそろいにくく、害虫の活動期とも重なります。遅すぎると気温と日長の低下で生育が進まず、結球や根の肥大が間に合いません。そのため、葉物は短い間隔でずらしまきし、根菜は収穫までの日数を逆算し、キャベツやブロッコリーは苗から始めるのが基本です。
同じ関東でも、沿岸、内陸、山間部、都市部のベランダでは最低気温と霜の時期が異なります。月別一覧は計画の入口に使い、実際の作業日は種袋の地域区分、品種表示、地温、直近の天気予報で補正します。
収穫までの目安
| 作型 | 代表例 | おおよその収穫目安 |
|---|---|---|
| 短期葉物 | 小松菜、チンゲンサイ | 約30〜40日 |
| 葉物・小型根菜 | ほうれん草、かぶ | 約40〜60日 |
| 根菜・結球野菜 | 大根、白菜、キャベツ | 約2〜4か月 |
| 越冬野菜 | 玉ねぎ、にんにく | 約7〜8か月 |