栽培用語

とう立ち

野菜の茎が伸びて花芽の形成へ進み、葉や根の食味や品質が変わる生殖成長への移行。

定義

とう立ちとは、野菜が葉や根を育てる段階から花芽を形成する段階へ移り、花茎が伸び始める現象です。にんじんの春まきでは、幼苗が低温に遭った後に日長と気温が上がる条件で起こりやすく、根が硬くなったり内部に空洞ができたりする要因になります。

観察する項目

  • 中心部の伸び — 葉の中心から通常より太く直立する茎が伸びていないか確認します。
  • 春先の気温 — 種まき後の低温期間と、その後の昇温を栽培記録に残します。
  • 品種表示 — 春まきでは、種袋にある抽苔性や作型の表示を確認します。
  • 収穫時期 — 肥大後に長く置きすぎず、試し掘りと根の状態を見て判断します。

春まきでの考え方

早くまけば必ず有利とは限りません。発芽温度を確保できても、若い株が低温にさらされる期間が長いと、後の高温・長日で花茎が伸びる可能性があります。地域の気候と品種の栽培暦を合わせ、必要なら保温し、とう立ちの兆候が出る前に収穫判断を進めます。

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