野菜・植物
キスジノミハムシ
アブラナ科植物の葉と根を食害し、触れると跳ねる小型の甲虫です。
Definition
キスジノミハムシ(Phyllotreta striolata)は、アブラナ科植物を主な餌とする小型の甲虫です。黒い体の背に黄色い縦筋があり、触れるとノミのように跳ねます。成虫は葉を食べ、土中で育つ幼虫は根を食害するため、葉物野菜と根菜の双方で問題になります。
生育段階ごとの加害
- 成虫:葉に小さな円形の食害痕を多数残します。
- 卵:作物の地際や根元付近に産み付けられます。
- 幼虫:土中で根を食害し、根面に小孔やくぼみを残します。
- 越冬成虫:落ち葉、枯れ草、雑草の根元などに潜み、春に活動を再開します。
発生源と見分け方
圃場周辺のアブラナ科雑草は発生源になり得ます。成虫による穴は小さく、葉にイモムシやふんが見られないこと、近づくと成虫が跳ねることが他の食葉性害虫と区別する手掛かりです。成虫の飛来を抑えるには細かな目合いの防虫ネットを隙間なく設置し、周囲の雑草や収穫後の残渣も管理します。
防除では、作物、対象害虫、使用時期が適合する方法を選びます。薬剤を使う場合は製品名だけで判断せず、最新の農薬ラベルを確認し、物理的防除や耕種的防除と組み合わせます。