栽培用語
小松菜のヨトウムシ被害
小松菜の葉に不規則な穴や粒状のふんが現れ、夜間にヨトウムシ類の幼虫が葉を食べ進める食害です。
Definition
小松菜のヨトウムシ被害とは、ヨトウガやハスモンヨトウなどの幼虫が、小松菜の葉を主に夜間に食べる食害です。初期には葉の縁や中央に小さな欠けが現れ、進行すると不規則な穴が広がります。葉上の黒色または緑褐色の粒状のふん、朝に増えた新しい穴、株元に隠れる幼虫が見分ける手掛かりです。
被害を見分ける手掛かり
- 新しい食害穴:前日より穴が増え、葉の縁や中央が不規則に欠けます。
- 粒状のふん:食害部の近くや株元に、黒色や緑褐色の粒が残ります。
- 活動時間:成長した幼虫は昼に土中や株元へ隠れ、夕方から夜に葉上へ出ます。
- 卵と若齢幼虫:葉裏の卵塊や、まとまって表皮を食べる小さな幼虫が初期発見の対象です。
- 別害虫との違い:コナガやアオムシは日中の葉裏でも見つかることがありますが、ヨトウムシ類は夜間と株元の確認が重要です。
発見後の対応
新しい穴とふんがある株は、夕方から夜に葉裏、葉柄の付け根、株元、土際を確認します。見つけた幼虫は手袋や園芸用の箸で取り除き、卵塊はテープまたは被害を広げない範囲で葉ごと除去します。捕殺後もネット内に卵や幼虫が残る場合があるため、数日間は新しい食害とふんを継続して確認します。
予防と薬剤使用の注意
播種または定植後から防虫ネットを張り、葉へ触れない高さを確保して裾と出入口を閉じると、成虫の侵入と産卵を妨げられます。BT剤などを使う場合は、小松菜と対象害虫の組み合わせが登録されている製品を選び、農薬ラベルにある希釈倍数、使用時期、使用回数を守ります。防虫ネット、卵塊除去、夜間の捕殺、登録農薬を状況に応じて組み合わせます。