栽培用語
エンドウの後作
春にエンドウを収穫した畝を整え、ナス科やウリ科の夏野菜へつなぐ作付け計画。
定義
エンドウの後作とは、春から初夏にエンドウを収穫した後、同じ畝を整えて次の野菜を育てる作付け計画です。一般地では畝が空く時期が6月頃になりやすいため、ナス、ピーマン、トマトなどのナス科や、かぼちゃ、地這いきゅうりなどのウリ科が候補になります。単なる品目の相性だけでなく、次作の植え付け時期、残渣の状態、土の排水性を合わせて判断します。
主な候補
- ナス科 — ナス、ピーマン、シシトウ、トマトなどです。苗から始めると、エンドウ収穫後の遅い切り替えにも対応しやすくなります。
- ウリ科 — かぼちゃや地這いきゅうりなどです。広い場所を使える場合は、つるを地面へ伸ばす作型も選べます。
- 交互連作 — エンドウの後にナス、ナスの後にエンドウを作る考え方です。同じ作物を続ける単純な連作とは区別します。
畝を引き継ぐ要点
エンドウを片付けたら、病気の有無を見ながら茎葉と根の扱いを決め、畝の崩れと排水を確認します。残渣を土へ入れる方法を採る場合は、堆肥とともに土へ混ぜ、すぐに苗を置かず分解の時間を取ります。後作の種類が決まってから必要な肥料を判断し、前作がマメ科だったという理由だけで無施肥または多肥に決めつけないことが大切です。
判断例
6月頃に健康な畝が空き、夏野菜の苗を用意できるなら、ナスやピーマンへつなげます。広い畝でつるを伸ばせるなら、かぼちゃや地這いきゅうりも候補です。一方、根や株元に病気の疑いがある場合や、長雨で水が抜けない場合は、植え付けを急がず残渣処理と排水改善を先に行います。