栽培用語

かぼちゃネットの設置

かぼちゃの空中栽培で、園芸ネットを支柱へ均等に張り、つると果実を支えるための固定方法。

定義

かぼちゃネットの設置とは、かぼちゃの空中栽培でつるを誘引し、葉や果実の荷重を支えられるように、園芸ネットを支柱へ固定する作業です。支柱を先に安定させ、ネットの上下・左右・中央を順番に張ることで、網目の偏りや局所的なたるみを抑えます。見た目だけを強く張るのではなく、風と生育後の重さを骨組み全体へ分散できる固定が重要です。

主な構成要素

  • 支柱と横桟:ネットを支える骨組みです。地面への差し込み、交差部の固定、横揺れへの補強を先に確認します。
  • 園芸ネット:つるが絡みやすい網目を持つ資材です。かぼちゃでは10cm角程度が扱いやすい目安とされています。
  • 張りひも:ネット上部・中央・下部の荷重を支柱へ伝えます。伸びにくいひもを使い、複数箇所で固定します。
  • 固定材:麻ひも、ビニールひも、パッカー、結束バンドなどです。ネットを傷めず、緩みを点検できる方法を選びます。

設置の基本手順

  1. 支柱を深く差し込み、横桟や筋交いを固定してぐらつきをなくします。
  2. ネットの上下と表裏を確認し、上部の張りひもを支柱へ渡します。
  3. ネットを端から少しずつ広げ、網目を均等にそろえます。
  4. 左右と下部を仮固定し、対角方向の張りを見ながら位置を整えます。
  5. 上部・左右・中央・下部を複数箇所で本固定し、余ったネットを束ねます。
  6. つるの誘引後も、風や果実の重みで生じた緩みを定期的に点検します。

たるみと張りすぎの見分け方

ネット中央を軽く押したときに大きく波打ち、網目が縦長・横長に崩れる場合は固定点が不足しています。一方、支柱が内側へ曲がるほど強く引くと、風圧が端の支柱や結束部へ集中します。まず骨組みを安定させ、端から網目を整え、中央の張りひもで荷重を受ける順番にすると調整しやすくなります。生育後のかぼちゃは葉で風を受け、果実の重さも加わるため、設置直後だけでなく栽培途中の増し締めが必要です。

活用シーン

合掌式の支柱、アーチ型の栽培棚、壁面のスクリーン式、プランターのあんどん仕立てなどで使われます。大玉かぼちゃではネットだけに果実の全重量を預けず、果実ごとのスリングやハンモックを骨組みに取り付けて荷重を分散します。台風や強風が予想される場所では、端の支柱と筋交いを追加し、ネット面が大きな帆にならないように事前点検します。

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