栽培用語

かぼちゃ

受粉後に果実を完熟させてから収穫するウリ科カボチャ属の野菜で、つるを伸ばす空間の確保と受粉日の記録が栽培の要点になります。

定義

かぼちゃは、ウリ科カボチャ属に属し、熟した果実を食用とする野菜です。同じ属のズッキーニが若い果実を収穫するのに対し、かぼちゃは受粉後に果実を成熟させてから収穫する点が決定的に異なります。そのため、雄花と雌花を使った受粉は共通作業でも、かぼちゃでは受粉日が収穫日の起点になります。人工授粉後45〜50日頃を目安に、果梗のコルク化を確認して収穫します。

栽培の要点

  • 空間:つるが長く伸びるため、畝の外に少なくとも約2mのつる通路を見込みます。確保できない場合は棚やネットへ誘引する空中栽培を検討します。
  • 仕立てと株間:親づる1本仕立てなら株間50cm、子づる2本仕立てなら80cm〜1mが目安です。
  • 土づくり:日当たりに加えて排水性を先に確認し、水が滞る畑では高畝にします。畝幅90cm、高さ15cm程度が目安で、土壌酸度はpH6.0〜6.5が示されています。
  • 種まき・定植:発芽適温は地温で25〜30℃です。本葉3〜4枚頃に、根鉢を崩さず畝面と同じ高さへ植え付けます。
  • 収穫後:風通しのよい日陰で切り口を乾かします。

家庭菜園での位置づけ

かぼちゃは苗売り場でズッキーニと近くに並び、花の形もよく似ています。しかし同じ管理表で育てると、かぼちゃは早採り、ズッキーニは採り遅れという逆方向の失敗が起きます。栽培前に「共通作業」と「分ける作業」を決めておくことが、失敗を減らす近道です。

比較項目かぼちゃズッキーニ
株姿つるが長く伸びる短い茎から大きな葉が広がる
必要空間畝の外に約2mのつる通路1株当たり約1m、株間80cm〜1m
収穫基準人工授粉後45〜50日頃開花後4〜7日、20cm前後

つるを伸ばす場所が取れないベランダや狭い区画では、ネットへ誘引する空中栽培を選ぶか、栽培そのものを見送る判断も必要です。

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