北海道 6月に植える野菜|梅雨どきに始める品目

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北海道 6月に植える野菜は、北海道の6月植えの作業窓に沿い、上旬はトマト・きゅうり・ナス・ピーマンなどの苗を定植し、中旬以降はさやいんげん、にんじん、大根、小松菜などの直まきへ軸足を移します。本州型の梅雨カレンダーではなく、その日の最低気温・風・土の湿り具合で決めるのが基本です。

北海道の家庭菜園で6月に夏野菜の苗を植える畑 Photo by Kampus Production on Pexels

目次

北海道の6月植えは、時期、苗か種か、畑の状態という順に確認すると迷いを減らせます。年間の前後関係は北海道の年間野菜栽培カレンダーもあわせて確認できます。

北海道の6月植えは定植と直まきを分けて考える

北海道の6月植えは、北海道の野菜栽培カレンダーの中で寒冷地の野菜栽培が本格化する時期です。ただし、すべての野菜を同じ方法で始める月ではありません。育苗に時間がかかる果菜類は苗を植え、根菜や葉物の多くは種まきから始めます。

6月を「もう遅い」と考える必要もありません。全国向け記事には「種まきはもう遅いが、苗を植え付けるにはまだ間に合う野菜はたくさんあります」という整理があります(家庭菜園の仲達)。北海道向けの日程へ置き換えると、6月上旬は果菜苗の定植窓の終盤であり、同時に豆類や一部の根菜を直まきできる時期です。

苗か直まきかを分け、JAグループ北海道の作業窓と、最低気温・強風・土の過湿を確認します。夏野菜苗の準備は北海道の3月まきと育苗からつながっています。

6月上旬に植える野菜

6月上旬は、育ててきた苗を畑へ移す定植の中心期です。とくにきゅうりは6月15日まで定植窓が続き、枝豆は6月5日までのは種窓が示されています。苗と種を同じ「植える」でまとめず、作業を分けてください。

トマト類の定植期は5月20日〜6月5日、ナスは5月25日〜6月10日です。ピーマン・とうがらし類は6月1日〜6月15日、きゅうりは5月25日〜6月15日なので、6月上旬なら主要な果菜類の苗 (Rakuten / Amazon / Yahoo!)をまとめて定植できます。ただし、期限の後ろへ行くほど苗が老化しやすく、収穫開始も後ろへずれます。

前月からの定植判断は北海道で5月に植える野菜に整理しています。低温や強風の予報があるなら、防風ネットや不織布 (Rakuten / Amazon / Yahoo!)を準備してから定植します。

かぼちゃの直まき期間は6月1日〜6月15日です。枝豆は5月15日〜6月5日がは種期間なので、6月上旬が終盤になります。枝豆についてJAグループ北海道の表には「品種で収穫期は異なる。ハト等の鳥害のある地域は、育苗して移植する。」とあります。鳥が多い区画では、日付だけで直まきを決めず、ポット育苗か不織布で守る方法へ切り替えます。

トマト、ナス、ピーマンは苗から始め、かぼちゃや枝豆は作業窓と地温、鳥害を見て直まきします。

6月中旬から下旬にまく野菜

6月中旬以降は、にんじん大根のような根菜を直まきできます。小松菜とほうれん草のような葉物も候補です。ただし、にんじんは6月20日が春まき側の一つの区切りであり、大根・小松菜・ほうれん草はさらに後まで作業窓が続きます。

さやいんげんのは種期間は6月1日〜7月15日、スイートコーンは5月10日〜6月20日です。下旬へ入るとスイートコーンは示された期間を過ぎるため、北海道で4月に始めた夏野菜の畝配置も見て場所を決めます。

にんじんは4月25日〜6月20日、大根は4月25日〜8月15日がは種期間です。にんじんは発芽まで表土を乾かさない管理が重要なので、6月20日直前に急いでまくより、数日間の水やりができる日に始めます。大根は作業窓が長いものの、「は種時期で、品種が異なる」と公式表に注記されています。種袋の作型が夏まきに合うか確認してください。

6月下旬に種をまくなら、発芽直後の害虫と土の乾燥を同時に見ます。小松菜などのアブラナ科は防虫ネット (Rakuten / Amazon / Yahoo!)を早めに掛け、にんじんは表土を乾かさず、大根は根が分かれないよう石や未分解物を取り除きます。秋冬野菜へ移る時期は、6月の収穫予定を確認してから7月の作業計画へつなげます。

品目別のは種・定植・収穫早見表

ブロッコリーまで含めた6月のは種・定植・収穫候補は、JAグループ北海道の露地栽培表を「6月にできる作業」で並べ替えると比較しやすくなります。日付は道内一律の命令ではなく、作業可能な期間として使ってください。

品目6月の主作業作業窓収穫期注意点
トマト類苗の定植5月20日〜6月5日7月25日〜10月5日風よけ・保温が必要
きゅうり苗の定植5月25日〜6月15日7月15日〜10月10日遅い定植は苗の老化に注意
ナス類苗の定植5月25日〜6月10日7月15日〜10月10日低温と強風を避ける
ピーマン類苗の定植6月1日〜6月15日7月15日〜9月30日ししとう・なんばんを含む
かぼちゃ直まき6月1日〜6月15日9月15日〜10月10日発芽までの地温を確認
枝豆直まき・育苗5月15日〜6月5日8月15日〜10月10日鳥害地域では育苗移植
さやいんげん直まき6月1日〜7月15日8月5日〜9月30日6月下旬も開始可能
スイートコーン直まき・苗植え5月10日〜6月20日8月10日〜10月15日6月下旬は期間外
にんじん直まき4月25日〜6月20日7月25日〜10月31日発芽まで表土を乾かさない
大根直まき4月25日〜8月15日7月1日〜10月31日時期に合う品種を選ぶ
小松菜直まき4月25日〜9月15日6月5日〜10月25日発芽直後から防虫する
ほうれん草直まき5月1日〜8月31日6月10日〜10月20日時期に合う品種を選ぶ

ブロッコリーは、は種が4月15日〜7月5日、定植が5月15日〜7月31日、収穫が7月10日〜10月31日です。6月は、すぐ収穫する葉物だけでなく、夏から秋の収穫へ向けて苗を作る時期でもあります。

北海道の6月植えで失敗しやすい条件

北海道の6月植えで失敗を減らすには、霜対策の時期を過ぎても土壌水分と強風を確認します。地域別の品種・病害情報を調べるときは北海道立総合研究機構など道内機関の公開情報も参照し、札幌の作業日を道東・道北へそのまま当てはめないようにします。

まず低温です。苗は本葉2〜3枚を目安に5月下旬〜6月上旬の屋外定植へ準備するという北海道向けの説明があります。6月に入った事実だけでなく、苗が徒長していないか、根鉢が崩れないか、数日先に急な冷え込みがないかを見てください。

三つ目は土の過湿です。蝦夷梅雨やまとまった雨の後に、植え穴へ水がたまるほど湿っていれば、苗の活着より根腐れの危険が高くなります。反対に乾燥と強風が続くなら、植え付け後の水切れを防ぐ準備が必要です。北海道の6月は「いつも多湿」ではなく、実際の土を触って判断します。

トンネル栽培には利点と注意点があります。定植を1〜2週間前倒しできる一方、晴天時には内部が30℃を超える場合があるため、日中の換気が欠かせません。6月なら「保温は不要」と決めつけず、低温時は閉じ、晴天時は開ける管理が必要です。

判断の流れは次のようになります。

flowchart TD
  A["時期を確認<br>6月上旬か中旬以降か"] --> B{"苗か種か"}
  B -->|苗| C{"最低気温と強風は安定"}
  C -->|はい| D["定植する"]
  C -->|いいえ| E["保護するか延期する"]
  B -->|種| F{"土は過湿でない"}
  F -->|はい| G["作業窓を確認して直まきする"]
  F -->|いいえ| H["土が乾くまで待つ"]

図1:北海道の6月に苗の定植・種の直まき・延期を選ぶ判断フロー。

北海道の6月植えで迷ったときの3条件

北海道の6月植えで最後に確認するのは、最低気温、風、土壌水分の三つです。品目一覧を増やすより、この三条件を毎回確認する方が、地域差とその年の天候へ対応できます。

  1. 6月上旬は苗の定植窓を確認します。 トマト類は6月5日、ナス類は6月10日、きゅうりとピーマン類は6月15日までが目安です。期限だけで急がず、低温と強風があれば保護するか延期します。
  2. 6月中旬以降は直まきへ切り替えます。 さやいんげん、大根、小松菜、ほうれん草は作業窓が続きます。にんじんとスイートコーンは6月20日が一つの区切りです。
  3. 「梅雨」より畑の現況を見ます。 土が過湿なら待ち、乾燥と強風が続くなら水切れと風傷みを防ぎます。蝦夷梅雨の可能性は考えますが、本州の梅雨日程をそのまま当てはめません。

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出典

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